世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年01月07日(月) |
口上 3姉妹によるお年玉 2 |
チャームドイラスト@ぷんぷんや
ハリウェル家3姉妹による〜A Happy New Year!〜口上有り 2
3姉妹、なごみのひとときである。
フィービー 「おいしい!さすがは、名シェフ。パティシェもできるんじゃない?」 パイパー 「ありがとう。でも、ほんというと、パティシェの勉強を本格的にするには、 時間が足りないわ。それより、今年こそ、サブマネージャーじゃなくて、 シェフの仕事をちゃんとしなくちゃ!(鼻息も荒く、改めて決意している。 さながら、新年の抱負か?)」 フィービー 「そういえば、‘あの人’。私たちの似顔絵を見て、パイパーの鼻が似てるって、 大笑いしたから、パイパーが怒って時間止めたんじゃなかった?」 パイパー 「あ、また嫌なこと思い出させる。」 プルー 「クッキー取り上げたら?(楽しそうに笑っている)」
パイパーが、そういうフリをすると、フィービーはクッキーを死守したまま逃げる
フィービー 「もう言わない!パイパーの勤勉なところを見習って、今年は私も仕事探すから!」 パイパー 「OK。いいわ。それにね、そんなに何日も時間止められないんだからね。」 フィービー 「だから、冗談だって。怒るとまた・・・」 パイパー 「何よ?!」 フィービー 「あー話を元に戻さない?」 プルー 「もと?」 フィービー 「っていうか、どうでもいい話なんだけど、途中になってるから。」 プルー 「何?」
フィービー 「‘あの人’、ハリウッドについに乗り込んで、オファーしに行ったとか、 言ってた人もいたよ。」 パイパー 「すごーい!真面目にやる気なんだ。」 プルー 「パイパー。冷静にならなくちゃだめよ。そんなのオオボラに決まってるわよ。 『ハリウッド饅頭』とか『ハリウッド最中』とか、わけわかんかいもの、 名店街で買って来て、さも行ってきたように話すだけよ。」 2人 「きびしー!」
プルー 「あんたたちが甘いの!私たちはニューイヤーズイヴでパーティして、 カウントダウンに特別なキスする相手もいなくて。・・・」 パイパー 「それでも、楽しかったけど?」 フィービー 「それは、昨日のパーティが、超ご近所さんので、みんながみんなカップルじゃなかったもの。 (ぼそっと)でも、何故にそこに話が?」 パイパー 「(フィービーの言葉の最後は聞き逃し)いてもご夫婦ばっかりだったようだし。」 フィービー 「誘っても良かったのにって、言われたよ。ミセス・・・誰だっけ?あれ?」 パイパー 「でも、レオはつかまらないし・・・」 フィービー 「アンディーとプルーは冷戦中だし・・・」 プルー 「アンディーと私のことは、どうでもいいの。それよりフィービーはどうして1人だったの?」
フィービー 「今は、ぱっとしないだけかな。誘おうと思えば居たんだよ。だけど、 今年はちゃんと恋しようかな、って思ってさ。魔女だって恋をしなくちゃ! って言っても、あんまり急いで軽いのばっかりっていうのもね。」 プルー 「感心ね。えらいじゃない。フィービーも成長したわね。」
フィービーが言い返す間も与えず、パイパーが(!?)
パイパー 「私たちの魔女の家系がこれから続いていく、っていうことは、ママもそうだけど、 みんな結婚してきてるんだもんね。」 フィービー 「え?何?何?レオとそんな話までしちゃえるの?」 パイパー 「違うわよ、違うけど、フィービーの言葉でね、考えちゃったの。」 プルー 「レオはいい人みたいだけど。それにパイパーがレオを好きならうまくいくと良いと思うわ。 でも、魔女が普通に恋するのは、難しいわよ。」 フィービー 「経験者は語る。」 パイパー 「(プルーを見ながら)フィービー!茶化さないの!」 フィービー 「短い間柄なら、結構、普通に簡単なんだけどな。」 プルー 「あんたは今、真剣に長い目で恋愛を考えるみたいなこと、言ってたのに、 もうそっちへ、流れるの?」 フィービー 「話の流れだよ。プルーは、考えすぎない方がいいと思って。今が大事な恋愛もある、 っていうかさ、アンディーのことほんとにいいのかな?って・・・」
と、また2人の会話を無視するように突然。
パイパー 「レオ、どこいっちゃったのかなぁ。」
顔を見合わせるプルーとフィービー。ふいにプルーが、我に帰り
プルー 「真面目に恋愛談義してどうするの、こういうのってオフレコでしょ?普通。」 フィービー 「誰がふったのよ・・・プルーじゃない。」 プルー 「そうだけど、ふったんじゃなくて、そうよ、そうなの! 年越しにキスする相手もいないパーティ。一夜明けて、姉妹そろってくつろいで、 そしたらもう、明日から仕事なのよ私たちは!」 パイパー 「そうね。」 フィービー 「私も仕事探しだよ。」 ソファのクッションの間から、航空便を取り出す。中から、メモが・・・
プルー 「それなのに、‘あの人’は、のんびりしてるもんだから、ほら、これ、メモよ!」 フィービー 「見せて、見せて。・・・・・何?」 パイパー 「どれ?・・・・これって、オファーされてるの、私たちなんじゃないの・・・」 プルー 「ギャラ、請求しようかしら?」 パイパー 「プルーって、段段辛らつになっていく気がする。」 フィービー 「やっぱりアンディーとより戻して欲しいよね。始終、一緒の私たちとしては・・・。」 プルー 「それは言わないの!もう、さっさとこのメモを読み上げてしまいましょう。」 2人 「賛成。」
居住まいをただし、正座はしないまでも口上風に、ソファに並んで座り
プルー 「プルー・ハリウェルです。ハリウェル家3姉妹から、新年に当たり、 一言口上申し上げたいと思います。『チャーム度』を読んでくださっているみなさま。 あけましておめでとうございます。」
パイパー 「パイパー・ハリウェルです。昨年中は、誠にありがとうございました。 これもひとえにご贔屓のみなさまのおかげでございます。」
フィービー 「フィービー・ハリウェルです。これからも、精進いたします所存ですので、 本年も、『チャーム度』益々のご贔屓の程、よろしく、御願い奉ります。」
プルー 「ハリウェル家を代表し、みなさまのご健康とご多幸をお祈りいたしまして、 新年のご挨拶と代えさせていただきます。」
プルー 「かたいわね。日本風なの?これ。・・・世界平和も祈りましょう。」 パイパー 「恐ろしい魔物が出てこないように祈るのは、どう?」 フィービー 「私、自分の仕合わせも祈りたいわ。あーさっき、舌、噛んじゃったよ。 (一瞬の間)ねぇ、これって、代読させられてんの?ちょっとむっとしてきた。」 プルー 「今まで、気づかなかったの?今頃むっとしてもソンよ。」 パイパー 「そう、これで、1月1日からお仕事しちゃったことになって、あがりだから。」 フィービー 「やられたー。」 プルー 「さ、明日から仕事、好きなように、新年の初日をすごしましょう。」
「あんたたちどうすんの?」「プルーは?」「ね、名店街とか饅頭とか最中って何?」 などという会話のうちにFade Out。
‘あの人’ 「(ちっ!クリスマスにもオファーすればよかった、と、心で、つぶやきつつ) ま、いいか、ちょっと小技の魔法かけてみたし・・・。 みなさま、2002年も、ず、ず、ずいーと、ご贔屓、ご鞭撻の程よろしくおねがいします。」
*これはフィクションであり、本物の2002.1.1のハリウェル家とは、関係ありません(って、全部なんだけどさ)*
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