世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年01月20日(日) |
Previous on Charm度 1 |
ハリウェル家。階段の途中に立つフィービー。 次の台詞を、階段をゆっくりと降りながら言う。 言い終わるとともに丁度、1階に着く、という具合。
Previous on ‘Charm度’
フィービー 「ハーイ!私、フィービー・ハリウェル。ハリウェル家、3姉妹の三女。 私は、パパを探しにN.Y.へ行ったの。それが元で、って、まぁそれだけじゃないんだけど、 一番上のしっかり者のお姉さま、プルーと反目したままで・・・。 でも、私は楽しくやっていくはずだったのよ。それが、色々あって借金まで作って、 結局、おばあちゃんが私たち3姉妹に残してくれた、この懐かしい家に戻ることになったの。」
嵐の夜、フィービーが玄関を入ってくるところからの映像。
フィービー(声) 「3姉妹、真ん中で、ニュートラルゾーンのパイパーに、『取り合って!』って、 頼んでたのに、玄関を入る早々、プルーとやりあって。 この先、どうなるのかって、楽天家の私でも、正直心配したよ。 でも!私が帰ってきたあの夜、実は全てがはじまることになってたんだよね。」
リチュアル・ボードが、勝手に動き出し、驚くフィービー 屋根裏で「影の経典」を見つけるフィービー、 呪文を読むフィービー、それぞれの魔力が初めて現れるシーンを背景に
フィービー(声) 「なんと!私たちは、偉大な白魔術使いの子孫、 しかも3人の姉妹が揃うことで最強になると予言されていたの!! その魔女の力をそれぞれ受け継いで、信じられない事に突然魔女になっちゃったんだよね。」
幾つかの魔物との戦い、魔物が消失するシーン、その後、 3人で寄り添う姿が、映し出される
フィービー(声) 「それから、色んな事件が起きて、魔物と闘う事で、もう、死にかけたりして、 ホント!大変なんだけど・・・姉妹の結束は高まり、 今では無くてはならない大切な家族と暮らせて、私は本当に仕合せなんだ。」
玄関のあたり、今のフィービー。
フィービー 「それでね、今回の事件は、なんだかいつもと勝手が違うんだけど、 それについて『今までのチャーム度』を知りたい人は、遡って、 読んでくれたらわかるかなーって(思い切り愛想笑い)・・・じゃ。」
上着を取って、玄関から出かけようとするフィービー。 それをじとーーーーーーーっと見ているパイパー。
パイパー 「『じゃ』じゃ、ないでしょ?フィービー!これじゃ『Previous on Charm度』なんて、 低くナレーションした私の立場が無いじゃないー!全然、説明になってないでしょ!」 フィービー 「あー!もう!こういうの苦手なのよね。何せ、私は未来を予知できる魔女だからね。 過去は振り返らないの。(ウィンクしてみせたりして、決めたつもりである)」 パイパー 「(鼻で笑って)今の別に面白くないからね。・・・ね、ちゃんとやってよ。 お願い、もう、またプルーに怒られるんだからね!」 フィービー 「だからお願―い!パイパー、やってよ。(拝んで)じゃ。」
本当に出て行ってしまう。バタンと閉まる扉に向かって
パイパー 「?!待って、待って。?!ウソでしょ?本気で行っちゃった・・・ (にたっと笑って)ということで・・・。」
と、パイパーが自分も出かけようとすると、今、フィービーが出ていった扉が開き プルーが帰ってくる。
プルー 「何が『ということで』よ。何?2人とも!私が帰ってくるまでに済ませておく約束だったでしょ?」 パイパー 「(困って)でも、プルー。私に言わないでよ。頼んだのはフィービーにでしょ?」 プルー 「ちゃんとさせるのよって、あんたにも見張り、頼んだんだから。約束は約束、 フィービーが逃げたんなら、パイパー、あんたやりなさい。」
パイパー 「やだ・・・私?ウソでしょ?」 プルー 「(当り前のように)本当よ。」 パイパー 「(切羽詰って)プルー、やって!バイ!」
プルーが、階段の方に歩きかけたすきをついて(?)パイパーは出ていってしまう。
プルー 「(閉まろうとする扉に)パイパー!・・・全く・・・。」
仕方がないコたち、という風情でため息混じりに部屋へ戻ろうと階段の方へ 行くために向き直ると、そこに・・・
何故か突然、「ロズウェル」のマリアとマイケルが現れていて、プルーの存在が 見えていないかのように、会話しながら居間の方へ行く。
マリア 「(咳払い)『えっ?やだ・・・私ぃ?ウソでしょ?』つながりで、私が説明するしかなさそうね!」 マイケル 「何だよ。めんどくせーな。『説明するしかなさそうね』だと?気取りやがって、 (鼻で笑って)似合ってないんだよ。」 マリア 「何よぉ、その言い方!」 マイケル 「(無視して)ほら、行くぞ。間違えてこの空間に出ちまったんだからな。戻らないと。」 マリア 「ちょっとくらい、いいじゃない。間違えたのは、あんたなんだからね、 次、間違えないようにじっくり考えた方がいいんじゃないの?」
マイケル 「なんだと?!」 マリア 「おっと。女の子に手でもあげるつもり?(完全にカチンときてしまってはいるが、 ふざけているように)」
マイケル 「だいたい、お前、何、言ってんだ?正気じゃねーよな。」 マリア 「正気じゃないに決まってるじゃない。エイリアンの彼女になっちゃったんだから。」 マイケル 「言っとくけど、俺は頼んでなんかないからな。(照れてる?)」 マリア 「へーぇっ?そうかしら。」
同じあたりから出没したと思えるマックスとリズが2人に合流する。
マックス 「おい!マイケル!何をやっている?見つけるのに苦労したんだぞ。」 リズ 「あぁ、マリア。(マリアに駆け寄りながら、マイケルを見て)マイケルも。無事でよかったわ。」 マリア 「リズぅ。(抱き合う)」 マイケル 「お二人さんの登場だ。帰るぞ。」 マリア 「せっかく私が、3人に代わってお話をしてあげようと思ったのに。」 リズ 「『3人に代わって』?何言ってるの?マリア。ここのこと、何か知ってるの? ねぇ、マリア、どうして?」 マリア 「(少し考えて)あら・・・そうね。なんでかしら。なんでかは思い出せないけど、 私、知ってる・・・と思う。・・・気がする。」
マックス 「デ・ジャ・ビュ・・・(思わず口をついて出て、それに驚いたような様子)」 リズ 「(心配そうに覗き込み)マックス?大丈夫?」 マックス 「いや、なんでもない、大丈夫だ、リズ。とにかく、マイケル、早く行かないと。」 マリア 「そうよ、『帰る』んじゃなくて『行く』途中、あんたが迷子にさせたのよ。 リズとマックスが迎えにきてくれて、あーよかった。」 マイケル 「(ちっ)むかつく女だな。そういう言い方しかできないのか。」 マリア 「そのまま、そっくりお返しするわ!」 リズ 「(マリアの言葉を制する為、被るように)マイケル! さ、マリアも、喧嘩してる場合じゃないと思うわ。」 マックス 「そう、リズの言う通りだ。」 マイケル 「はっ!(半ばはき捨てるように)マックス、お前が羨ましいよ。」 マリア 「どういうことよ?」 マイケル 「そういうことだよ。」 マリア 「え?マジ?ウソでしょ?」
この台詞をきっかけに4人が消える。マリアの台詞だけフェイド・アウトしながら残る。
マリア(声) 「なんで、あんたに逆に言われなくちゃ・・・・」
立ち尽くす、プルー。あたりを見回す。はっきり4人が見えていたわけではなさそう。
プルー 「何?今の。魔物じゃ、ないみたいだったけど。何か、暗号みたいに声が・・・」
つづく
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