世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年01月21日(月) |
Previous on Charm度 2 |
いつの間にかパイパーが帰ってきてプルーの背後に
パイパー 「ただいま、何かあったの?」 プルー 「いえ。ただ、今、何か、高校生みたいな子たちが突然現れて、消えて・・・ (即座に、頭を横に振り)何もないわ、忘れて。」 パイパー 「(プルーの言葉の前半に反応し)え?やだ、マジ?・・・」 プルー 「(慌ててさえぎる)やめてっ!」 パイパー 「何?どうしたの?」 プルー 「いえ、何か、また始まる気がして・・・」 パイパー 「呪文?」 プルー 「違うと思うわ。一種、キーワード連鎖的に、しかも、別の個性的な人たちが・・・」 パイパー 「魔物?」 プルー 「人間?ある意味魔物より、次があればコワイカモ・・・。」 パイパー 「どうしたの?プルー。変よ?プルーも予知できるようになったとか?」 プルー 「(ちょっと疲れている)いえ、そういうんでもないと思う。予感?」
パイパーの背後にフィービーがいる。まだプルーは気づいていない。 気を取り直してプルーは、パイパーに。
プルー 「それより・・・」 パイパー 「あぁ、怒らないでプルー。フィービー、見つけてきたんだから。ほら。」 フィービー「(へらへら笑ってごまかそうとしている)」 プルー 「(ため息)本当に、仕方ないわね。(でも、さっきのことがあるので、愛情が何故かこみあげている。 2人を抱きしめる)」 フィービー「(状況を把握してないが、少し照れて)ねぇ、こうして3人揃ったんだから、 3人でやろうよ、3人で!」 パイパー 「あ、それいいかもぉ。」 プルー 「え?」 フィービー「いっそ、最初から語る?(いたずらっぽく)」 プルー 「最初からって、それをコンパクトにしてこそなんじゃないの?こういうのって。 それだから、前からあんたに頼んでたんでしょ?」 フィービー「頼む相手間違えてると思うんだけど・・・。はー、うっかり約束しちゃったしな。 わかったよ。やるよ。パイパー、よろしく!」
最初の階段のスタート地点に行くフィービー。
パイパー 「O.K.行くよぉ。(声のトーン変えて)Previous on Charm度・・・」 フィービー 「ハーイ!私、フィービー・・・」 プルー 「(さえぎって)そこはもういいから!」 パイパー 「何?!聞いてたの?」 プルー 「別に、想像がついただけ。」 フィービー 「さすが、プルーだね。」 パイパー 「未来が予知できる魔女もカタナシネ。」
和やかな3人。 そして、「善良な魂」から、それぞれのナレーションにあった回想シーン
フィービー(声)「私たちのこの町で、急に飛び降り自殺を図る60前後の男性が増えていた頃。 私はそんなことは知らずに、クエイクで出会った男性、 オコーナー氏の未来を見てしまったんだ。」 パイパー(声) 「その前にアルバート・マクダウェルに会いにいった歯科クリニックで見かけたんでしょ。」 フィービー(声) 「だー。細かいことはいいの。(咳払い)それが、なんと、 彼がビルから飛び降りてしまうところなんだ。でも、どうも彼の意思じゃなく、 誰かに操られるようにして落ちるんだよ。魔物の仕業とにらんだんだけど、 青白い光を放っていて、まぶしくて、どんな姿なのかまでは見えないのよね。」
プルー(声) 「一方、私は、友人のリサから鑑定の依頼を受けていた。それは、 リサの夫の亡くなった母、マリアナ・マクダウェルの遺品。素晴らしい細工のもので、 しかもとても大切に受け継がれてきたもののようだった。そして私は、 特に、その中でも真珠のクロスのネックレスに、何か惹かれるものを感じたわ。 本当の依頼主は、ランディ・マクダウェル。マリアナの夫。 思い出すのが辛いという理由は胸が痛むけれど、私はそれを手放すことが、 本当にいいのか考えてしまったわ。」 パイパー(声) 「というのも、そのランディ夫妻は、うちのおばあちゃんとも親交があって、 本当に仲睦まじい2人だったの。息子に医院を継がせてからは、 サンディエゴで仕合せに暮らしていたのに、マリアナが先に亡くなってしまって。 ・・・ショックのあまりかランディは半年も行方不明になっていたの。 やっとひょっこり帰ってきた矢先の、最初の能動的な出来事がこれだもの。 プルーも悩むわよね。」 プルー(声) 「そして、私がリサを通して、考え直すようもちかけたりしている最中、 一家の知人が亡くなった。告別式の間、彼らの家で、リサの息子のお守りをすることになって。」 フィービー(声) 「夜、プルーを迎えに行く途中、パイパーと私は、偶然、 飛び降りる男性を見つけちゃったんだ。まさか、オコーナー氏? でも、彼の予知の時、外は明るかった。・・・なんと、まさかのまさかで、 予知した時オコーナー氏と一緒に飲んでた人だったんだ。こんな偶然てある?」 パイパー(声) 「そして重なる偶然は、もはや、必然?その人もマクダウェル家がかかりつけの医者だった。 更に、例の告別式の人、彼も自殺だったのよね。」 フィービー(声) 「色んなことがランディを指しているように思えてくる。その上、 マクダウェル家で私は、ランディに会った時、信じられない事に、 オコーナー氏のと同じ予知の映像を見てしまったんだよね。 これって、どういうこと?」
プルー(声) 「アンディたち警察もランディのことを調べ始めた。彼らから聞いたところ、 その半年で急増していた自殺は、全て飛び降りで、何故か、 落ちる前に心臓停止していたとしか思えないという、ありえない共通点をもっていた。 その上、調査すればするほど、彼らには、自殺するような動機が見当たらない という共通点も・・・。魔物が関わっているに違いないと、私も考えるけれど、 ランディが魔物かもしれないなんて、どうしたって信じられない。」 パイパー(声) 「信じたくない、でしょ?とにかく、一刻も早く、影の経典で魔物の正体、 狙い、退治の方法を見つけなくちゃ。」 フィービー(声) 「そう、そう言いながら、家に帰ったとこまで、だったよね?」
階段の前あたりにいる3人。
プルー・パイパー 「ええ。」 フィービー 「これでわからなかったら、やっぱり悪いけど、読み返してもらうしかないよね。」 プルー 「(咳払い)読み返してもらっても、わからなかったら・・・?」 パイパー 「うーん。それは・・・私たちの演技力のせいじゃないよね。『責任者出て来―い』だよね。」 フィービー 「(カタスカシ)パイパー、私じゃないんだから、そういうのどこで覚えたかな。」 プルー 「それより、あんたたちが、約束どおりやっててくれたら、もうとっくに終ってるのよ。 『今までのチャーム度』。そしたら、変な高校生たちの幻覚みたいなものも見ずに済んだかもしれない。」 フィービー 「ごめん、ごめん。でも、貴重なもの見れてよかった、って思えばいいじゃん。 (身を乗り出し、意味深に)それって、ビバリー・ヒルズの方の子た<ち?」 プルー 「え?いいえ、なんだか、もうちょっとカントリーサイド&エスニックな感じだったけど?」 パイパー 「でも、高校生か、懐かしくなかった?」 プルー 「べ、別に!」
パイパー、フィービー、目を合わせて笑っている
そして、それからしばらく後の日。パイパーがテレビを見ている「ロズウェル」
プルー 「(チラッと見て)あれ?この子たち、どっかで見たような。」 パイパー 「私がよく見てるからじゃない?いいのよね、この異星人と人間の高校生の恋愛が。 切なくなっちゃう。」 プルー 「(眉根を寄せて考えてる)」 パイパー 「馬鹿にしてる?でも、異星人と魔女ってなんか共感できるとこもあると思えない?」 プルー 「さぁ、どうかしら?」
そして、別のある日。フィービーがテレビを見ている「フレンズ」再放送? ジャニスが出演している回・・・ プルー 「(チラッと見て)あれ?この人、・・・デ・ジャ・ビュ?なんか嫌な予感がしたような。」 フィービー 「予感?過去形の予感、なんか変だね。」 プルー 「そう?(不思議そうに、眉根を寄せてもいる)」 フィービー 「馬鹿にしてる?でも、舞台がN.Y.ってだけで、私としてはわくわくするし。 3人の女の人が出て来るんだよ。で、恋愛するの。面白いんだよぉ。 (何故か力強く)間違いなくはまるね!」 プルー 「そう?・・・デ・ジャ・ビュっていうのも、聞いたことある気が。」 パイパー 「プルー、どうしちゃったの?その言葉、前から知ってるじゃない?」 プルー 「そう、よね。・・・ね、ところで、こういうの面白いの?」 2人 「面白いよ!でも・・・」 フィービー 「一番好きなのは、やっぱ、魔女物かな?」 パイパー 「『サブリナ』とか?」 プルー 「『奥様は魔女』・・・」 フィービー 「プルー、それ、懐かし過ぎかも。(笑って)違うでしょ、お二人さん。 魔女物で、今一番面白いのは!!」
微笑みあう3人
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