世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
DiaryINDEXpastwill


2002年05月04日(土) ネルmyラブ 13

          妙な沈黙。

ネル   「(心ここにあらず?)・・・・」
リン   「食べないの?」
ネル   「・・・・・」
リン   「『ジャクソンと食べたら?』とか、悪態つくかと思ったけど、その元気もないの?
      調子狂っちゃう」
ネル   「あなたに合わせて、生きてるわけじゃないから」
リン   「私も」
ネル   「そうでしょうね」
リン   「ね、ネル。裁判所で別れてから、事務所で会うまでの間、何かあったでしょ。
      落差ありすぎ」
ネル   「決め付けないで!」(*「ビバヒル」のタイトル邦題ではありません、念のため)

リン   「ネル・・・ジョンを振ったとき」
ネル   「何?なんでそれ持ち出すの?」
リン   「持ち出すの!あの後と同じ、嫌われキャラ、またやりたいの?やりたくないなら、
      話したら?それが嫌なら、普通にしてて」
ネル   「しばらく、ほっといてくれたら、普通になるから」
リン   「待てない。もうすでに、嫌われキャラ入ってるし」
ネル   「リン」
リン   「言ったでしょ?私はお見通しだって。やりたいの?
      嫌われ、しかも負けっつらの嫌な女キャラ!」
ネル   「(火がつく)わかった!食べるから、頂戴」
リン   「(にやり、渡す。)」

ネル   「(封を開けて、ぱくつきながら)お見通しなら、理由も見通してみたら?」
リン   「(自分はまだ食べないでいて)当事者の口から聞く方がリアルでいいもの」
ネル   「言い逃れの天才・・・?」
リン   「なんとでも」
ネル   「はぁ(ため息)・・・ゆうべ、2人でチャットしててエラが割って入ってきたから、
      私は止めたの。そしたら、YOUが、すぐ後にフォローのメールを送ってきてくれたわけ。
      だから、私も、それに対してメールを出しておいたの」
リン   「会いたいって?」
ネル   「痛い方のツボ押した」
リン   「あらそ?」

ネル   「私は書いてない。でも、返事は、戻った時、丁度きていて・・・ふーっ・・・」
リン   「・・・・」
ネル   「もう個人的にメールできないかもしれない。エラと会う事になったからって・・・・」
リン   「・・・」
ネル   「エラからメーリングリストが流れてて・・・はぁー・・・それがスゴイの」
リン   「どうすごいの?」

       ちょうどアリーが少し開いてるドアをノックしようとして話が続いているので
       ちょっと後にしようかとためらっている。ネルもリンも気がついていない。


ネル   「あなたが思ってるようにはスゴクないと思うけど、これが
      『YOUのこと、恋しくて、恋しくて、会いたくても、会えないのが辛くて、辛くて、
       切なくて。思い切って会う事を申し込んだ』って」
リン   「それのどこがスゴイの?」
ネル   「やっぱり」
ネル・リン  「アリー向きかも」

       自分の名前が出てきて、うっかり、構えてた手がドアをノックしてしまう。

アリー  「・・・・はは・・・」
ネル・リン  「アリー」
ネル   「またやったの?立ち聞き」
アリー  「ううん(激しく首を横に)違う違う。ノックしようとためらってるとこに
      私の名前が聞こえたから、勢いで・・・」
ネル   「てことは、しばらくは聞いてたのね・・・もうしないって言ったのはどこの誰・・・」
アリー  「あぁ、・・・ごめん」
リン   「(無視に近く)ネル、あなたも会えばいいじゃない。そういうこと、出来ないの?」
ネル   「それは、申し込む事は出来るけど、もともと会うつもりもなかったし、
      彼から個人的なメールすらしないって返事がきたのよ」
リン   「それで落ち込んでるの?」
ネル   「YOUとエラがどうのっていうより、YOUとのメールは楽しかったから、
      それがなくなると思うと、つまらないかも」
リン   「また見つければいいじゃない」
ネル   「そうなんだけど」

アリー  「(突然割って入り)ねぇ、ネル・・・もしかしてあなたエラの言葉が
      ショックだったんじゃない?」
リン   「やっぱり、アリー向き」
ネル   「ショックは受けてない・・・つもりだけど」
アリー  「でも、彼女のメール見て、スゴイって思ったんでしょ?」
ネル   「あなたも聞いてたとおり(嫌味である)、スゴイと思ったとは言ったけど」
アリー  「ちょっと責めるのは後にして、ね、ネルあなた、なんでスゴイって思ったか、
      わかってない?ほんとは自分でもわかってるんでしょ?リンにはわからないだろうけど」
リン   「わかりたくもないけど」
ネル   「・・・多分?」    

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

My追加