暁降
あかときくだち:
夜が更けいって、明け方近くになること。

2002年03月03日(日) とりとめもなく。

■名前さえ知らない、出会うための奇蹟。■

●トリック2
好きで毎週見てます。今回の“お告げ者”って……。意識、してるんだろうなぁ…やっぱり。わざとらしくって何気に好きです。母親や祖母(?)が和装(水干っぽい)なら、あの子も水干姿の方が似合うだろうに。私的趣味なら断然そっち!←私の趣味は置いてといて(笑)ローブの胸んとこには、針って……。置物は白フクロウ…イヤ何も言うまい(笑)笑顔で「天罰が下るよ」は最高でしたね!(……)
上田氏と山田嬢、今回別行動でしたが繋がるんでしょうか。

●ライヴ
神奈川県民ホール行って来ました〜vv前から11列目というかなりいい場所で今回は見ることが適いました♪
渡辺美里さんにしては開場・開演が遅れたりしてしまったんですけれど、それを気にすることもなく充実したライヴでしたvv(気にしてしまったのは美里さん本人)
古い曲から新曲、果ては今月出るカバーアルバムの中から(シングルではもう出てるけれど)それに、4月発売の新曲有りの、ウルトラ新曲(美里さん談)等々!
前半は割とメロディアスな曲が多く演奏されていて。それに今回はMCも多かったので、私的に嬉しいライヴでした。
ギタリストの葛城さんと藤井さんのソロもキチンと組み込まれていて!いや、もう、サイコーvv
私の方から舞台に向かって右手側に藤井さん。左手に葛城さんの配置でした。私の前は男性だったんで、藤井さんは見えずらかったんですが、葛城さんはよっく見えましたvvソロ素晴らしかったです〜vv
もちろん、美里さんが一番素晴らしいんですッvv
衣装替えしてからの後半はもう飛ばす飛ばすのロック全開!ノリにノリまくってきましたですよ!
4月発売の『You〜君の名前』(うろ覚え、Youは確か)は、歌詞も素晴らしく、曲も良かったです。楽曲は他のアーティスト提供らしいですが(どなたか迄は言ってなかった)是非是非チェックしたいです。
カバーアルバムも、もちろんね!
ライヴの報告、なんてモノじゃないですね。余韻ってモノはあたしの中には在るのですが、それをどう表現していいのか解らない(笑)
ただ声を聴いて、その声を全身に浴びることが出来て嬉しい。そんなモノです。

●渡辺美里さん
私にとって、この方は本当に好きで特別なアーティストであるのですよ。
出会いは中学生の時。学校から帰ってきて、制服も着替えず何気にテレビを付けたんですね。その時テレビから流れてきた曲を聴きながらいつの間にか泣いちゃったんですよ、私。テレビの前で、ボタボタと。
その曲が『BELIEVE』でした。
曲を聴いて、歌う声を聴いて泣いた人は、未だに美里さん一人です。
多分、あのタイミングであの歌を聴いてなければ私は美里さんにハマる事はなかったと思います。
中学生の私に、がんと響いた声と音。もう、それ以来の虜です。
声……なのかなぁ。言葉、とかも好きですが。
美里さんの言葉は前向きですね。どんなに淋しいこととか、悲しいこととか、辛いことを歌っていても前へ進む歌なんです。

●ファンタジー
今欲しい小説は荻原規子さんの“勾玉三部作”『空色勾玉』と『白鳥異伝』は友人に借りて読んだこと在るのですが、三作目の『薄紅天女』は未読なんですよ。これ、児童文学です。が、侮れない。十二国記も少女小説からでしたが、なんて云うのか、深いのですよ。

●『勾玉〜』は古代の日本らしいところの物語で、『十二国記』は現代の日本とどこかで交わりそうで交わらない異界の物語。ところが『ハリー・ポッター』は現代のイギリスと完全に交わる部分がある魔法社会の物語。
ハリーは魔法使いと知らないで育ち、夏の間だけ、現実の世界へ戻る生活をしている。制約はあるけれど、それでも行くのも帰るのも自由な状態。
陽子も何も知らないで育ち、伝説として聞いていた世界へ行って、帰ってくることは適わなくなってしまった。行くことは出来ても、帰ることは適わない摂理の状態。
同じような状況でも、ハリーはその世界がそれまでの現実から抜け出すための夢のような世界であったのに対し、陽子の場合はそこは夢ではなく現実だった。もちろん、ハリーだって現実を突き付けられるけれど。どちらが辛いかだなんて言えない。でも彼はなるべくなら帰ることを望んではいない。帰るのがいつだって苦痛でしかない。陽子は実際には帰れない。けれど、もしと例えるなら、帰ることを望んだだろう。帰ることを願って、生きた部分があるから。
もちろんこんな風に比較しても仕方がないけれど、だいたい違う条件での作品だし、比較するべきモノでもないんだから。
それでも、その状態へ帰る、と云う『帰還』と云う言葉は、人に感慨を思い浮かべさせる。

●一口にファンタジーと言ってしまっても、色々あるんだなぁと最近の思ってます。
完全に確立してしまった異世界。現実と交差した部分のある、現実の中に埋没するように描かれた異世界。


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