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2001年10月19日(金)
エディーのうた

好きな歌うたいは沢山いる。

その中でも高音中音低音といろいろ区分分けがあって、高音チームで大好きなのはマニックスのジェイムズやレディオヘッドのトム。中音はニルヴァーナのカート、レッチリのアンソニー。

で、低音チームは何と言ってもこのひと、パールジャムのエディー・ヴェダー。

今でもよく聴くブートCD『last american heroes』。このベタなタイトルが、皮肉にもこれ程似合ったバンドはなかなかいない。1994年4月16日、N.Y.でのライヴ音源。ピンとくるひとにはくる、そう、カートが亡くなって約10日後。

そのせいかは判らないが…、いや、やっぱり影響はあるだろう。一触即発の恐ろしい程の緊張感溢れる演奏、熱狂するファンの" F*ck you, Eddie! "という激励、音質はそんなに良くないが、多分客席から録ったその音は異様な臨場感。トップの「REARVIEWMIRROR」、終盤の「JEREMY」のエディーのうたと観客の大合唱は、いつ聴いても条件反射で鳥肌たって涙が出る。

エディーがこんな風に唄う事はもうないと思う。けど、それはそれでいいと思う。でも、この頃のエディーのうたはホントに好きだな。

いちばん最近観たエディーは、先日のアメリカ同時多発テロのチャリティー番組『A TRIBUTE TO HEROES』。L.A.からの中継で、パールジャムのメンバーマイクと、師匠ニール・ヤングと一緒に。突然の事だったのでびっくりしたけど、嬉しかった。でも状況が状況だけに、しんみり聴いた。

当分日本には来ないだろうな。二度と来ないかも知れないな。ライヴビデオもオフィシャルで出た事だし、それを観ながら待っていよう。気長にな〜。