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kai
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2025年06月22日(日) ■ |
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『プロット 殺人設計者』 |
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『プロット 殺人設計者』@バルト9 シアター2
な、なんか昔のハヤカワ文庫にありそうな話だったな…読者も何を信じればいいのか判らなくなるやつ。香港映画のリメイクだそうですが。ひとを信じるのってホントに難しいですねヨヨヨ皆気の毒 『プロット 殺人設計者』
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Jun 22, 2025 at 17:21
全員がひたすら気の毒だった。
原題『설계자(設計者)』、英題『The Plot』。2024年、イ・ヨソプ監督作品。香港の『アクシデント/意外』のリメイクだそうです。ルイス・クーがカン・ドンウォンなのですね、おおお(眼福)。
偶然の事故に見せかけてターゲットを始末する4人のチーム。事故を“設計”するヨンイルにはかつて相棒がいたが、彼は事故で命を落としてしまった。ヨンイルはこの事故を、自分たちを狙う“清掃人”によるものではないか、仲間に裏切り者がいるのではないかと疑い始める。
ヨンイルの証言でストーリーが進むが、その視点が果たして真実なのかは判らない。冒頭、相棒の瞳の色が左右違う、という話が出てきて「ほほう、どんな色なのかな」と注目していたが、画面に映ったその色は左右とも同じ色にしか見えない。いや、光の具合かも、角度によるかも、と彼が映る度に注意して見ていたのだが違いを見つけることは出来なかった。ということは……?
ヨンイルのチームは全員魅力的なキャラクター。トランスジェンダー、ベトナム帰り、少年院帰り。皆訳アリだが、その背景は深くは語られない。家族のような親しげな様子を見せたかと思うと、距離を詰めるとすぐに遠ざかる。うーん、全員がヨンイルのイマジナリーフレンドだったりして? ヨンイルの告白だって全部妄想かも知れないし! えっそれってすごく寂しい! いやでも刑事さんが事故について話してたから実在はしてるのかも! でもあっちはヨンイルのこと知らないかもよ?
……と、ぐるぐる惑っているうちに終わります(笑)。懐かしささえ感じた。昔こういうのよくあったよ、伏線いっぱい引いといてそのまんまのやつ! こっちに投げっぱなしのやつ! いやあ、面白かったですけどね…韓国映画ってほんっと交通事故のシーンが巧いよなー、マジで怖いわとか、マスコミとそれを凌駕する勢いのユーチューバーへの憎悪を感じるなー、でも実際彼らの振る舞いはヒドいもんなー……とか見どころは沢山あって退屈しません。
と同時に、あんな悩める妖精みたいな顔をした頭身の多い子が現場うろうろしてたら目立ってしょうがないんじゃないか、ヨンイルこの仕事向いてないんじゃないのとかも思う(笑)。でもカン・ドンウォンの演技は信頼出来るので観ていて楽しい。演技陣の座組もよかった。保険会社のひとの顔の演技が素晴らしかったな〜ホントに悪いひとに見えるのはともかく、ちゃんと善人にも見える! このひとがいちばん気の毒だったような気もする。
と、これもヨンイルに惑わされているのか、或いは“清掃人”の策略にハマっているのかも知れませんね。疑心暗鬼怖い。陰謀論にハマるひとの心理を垣間見たような気分にもなりました。気をつけよう! やられる前にやれっていう不安を煽るのもダメ! 気をつけよう!(再)
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・プロット 殺人設計者┃輝国山人の韓国映画 いつもお世話になっております。保険会社のひと、イ・ムセンという方なのですね
ところで上映前『TRON: ARES』の特報が流れたんですがNINの主張が強すぎて笑いが出た あんなデカいスクリーンでNINのロゴ観たの初めてだよ!
「トロン:アレス」特報|10月10日(金)日米同時公開! youtu.be/xPb9oVZeNtU
[image or embed] — kai (@flower-lens.bsky.social) Jun 22, 2025 at 17:25
なんなの……トレントとアッティカス、じゃなくてNIN名義でスコアやるのそんなに目玉なの? 今トレントとアッティカス=NINなのに? NINってアメリカではどういう位置付けなの? と今更訳が判らなくなるなど。ビックリした……
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