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| 2019年03月24日(日) ■ |
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| 高橋徹也 × 上田禎 デュオ・ワンマン『con el maestro』 |
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高橋徹也 × 上田禎 デュオ・ワンマン『con el maestro』@風知空知
いやまじで。やっと聴けたーーー! トレモロ! あのピアノのトレモロ! ずっと聴きたかったあの音〜!!!(泣)
----- vo, g:高橋徹也 key, g:上田禎 -----
ことあるごとに書いてる気がしますが、高橋さんのライヴ盤『The Royal Ten Doller Gold Piece Inn and Emporium』は私にとって人生の一時期を伴走してもらったと勝手に思っているくらい恩を感じているアルバムなのです(ア�燹疾萋�のmotk川��さんの言葉を思い出す〜。「人生過酷でしょ? だからひとは音楽を聴くんですよねえ」!)。高橋さんのライヴに行き始めた頃のピアノは既にsugarbeans/佐藤友亮さんだったので、高橋さんと上田さんのデュオを観るのは積年の夢というかなんというかで。いやもう、感無量です。
しかし、このアルバムが出たときはもう佐藤さんが参加されてたんですね。今回詳細を初めて知りました。「メジャーを離れてから数年間、上田さんと会うことは全くなくて。その後佐藤くんと出会って、プロデュース、レコーディング、ライヴと参加してもらっていたんだけど、このライヴの日はどうしてもスケジュールが合わなかった。それで上田さんにお願いしたんだけど、そのときのライヴが作品になったので佐藤くんには申し訳ないなという思いがある」。そうだったのか……。
というわけで、デビュー前からのつきあいである上田さん。思い出話に花が咲くのは勿論のこと、高橋さんが苦しんだ時期と、それを超えた今を見守ってきた先輩の包容力をひしと感じるライヴでありました。それにしても勝手知ったるというか、自由だったなー! 上田さんのキャラクターにも魅了されてしまった。「マエストロ」と呼ばれているのにも納得。なんたって今日のライヴのタイトルが『con el maestro』ですからね。といえばこのタイトルはスペイン語、先日リリースされたライヴ盤『AO VIVO』はポルトガル語。今ラテン(音楽)の旅をしてるのかな。
お話のなかから、書いていいかなというところをおぼえがき。いやほら、クローズドな場(=演者と参加者の信頼関係あって)こその話もあると判断してのことです。問題ありましたらご指摘ください。
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高橋:いつもビシッとキメてますよね。そういえば初めて会ったとき、全身MILKBOYだった 上田:全部もらいもんですよ。あの頃こっちもまだ二十代だったし、買えるわけない。バンドやってたから撮影とかやったあともらってたの
上田:「真夜中のドライブイン」をマヨドラっていってたやつがいたな、加藤(隆志)か。バカですよ(場内笑・以降いいたい放題ですが愛の口調でしたよ!) 高橋:いちばんの出世頭なんですけどね。なんか関係ないときにもいて、呑みにいこう! っていってきて、ヤダなーと思い乍ら……いや俺あんまり呑めないし。でもお互いロックとは! とか考えてる熱い人間なんで、熱い話をしましたねー
高橋:最初のアルバムの『Popular Music Album』と二枚めの『夜に生きるもの』、よく「二枚めでグワッと変わった」と評価されることが多いんですけど、自分ではそんな感じはないんですよね。聴いてどうでした? 上田:うん、そうね、変わったというより、好きにやれたんだなって感じかな 高橋:自分ではあのときすごいオープンマインドだったんですけどね、何ごとにおいても。もう結婚出来るんじゃないかってくらい、あの頃は 上田:なにいってんだ 高橋:いやでもそうだったんですよ。ですけど 上田:メジャー最後のアルバムを作るときはもう、ディレクターも好きにやれって感じになってたでしょ。高橋の周りは敵だらけになってね(笑) 高橋:曲げませんからね 上田:ある日やってきた高橋が机にノートとペンをガッて置いて、「上田さん、アルバムってどうやって作るんですか……!」って。ノートに書いて出来るようになるもんでもない。なんか可哀相になってね、手伝うことにしたの
高橋:ほんと上田さんって優しいですよね。泣き言いえるのは上田さんくらい。いつも話を聞いてもらって 上田:それはあんまり真剣に聞いてない…から……(場内笑) 高橋:酒で乱れるのも見たことないし 上田:それは高橋が呑まないからセーブしてるんだよ。他ではねえ。それに鹿島の方が優しいでしょ。「お前さあ!」とか口調は厳しいけど 高橋:そうですねえ。 いい先輩に恵まれました
高橋:「対岸」と「星の終わりに」を好きな曲っていってもらえたんですけど 上田:その二曲は音楽に聴こえないんだよね、誤解を恐れずにいえば。映像、フィルム、風景……もはやそんな感じ 高橋:ああ、それはうれしいですね
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「喋るとなんかもう(演奏)いいかってなっちゃうね」「いやあ、普段はそんなに……ライヴの構成を考えてのことなんですよ。でも、喋りすぎたかな」なんてやりとりも。上田さんに話したいことが沢山あった様子の高橋さんでした。そうそう、この日は本当にいいお天気で、風知空知のテラスから見える空がとても気持ちよかったのでしょう、高橋さんが外を眺めて「夕闇が迫ってくる様子が綺麗でねえ」といったんです。そのとき上田さんが「贈る言葉」のフレーズをポロッと弾いたことは記しておきたい(笑)。『金八先生』のオープニングを思い出したんでしょうかね。
こうしたMC中だけでなく、楽曲の演奏中でも、隙あらばおおっとなるフレーズを次々とブッ込んでくる上田さん。もう息をするように演奏する方ですね。ギタリストの面は知らなかったのですが、これまたニヤリとするようなフレーズをグイグイ入れてくる。ここでチョーキング?! とか。それに笑って応える高橋さん。こうくる? じゃ、これはどう? とアイコンタクトで演奏がみるみる変容する。
『大統領夫人と棺』の楽曲を上田さんの演奏で聴けたこともうれしかった。音源と同じ構成の「ブラックバード」、あのピアノが聴こえてくるともう身動き出来ないくらい耳を澄ましますわ……一音も聴き逃したくない。上田さんの演奏も映像喚起力すごいありますよね、「音楽に聴こえない」ものを奏でることが出来るひとだ。鹿島さんのベースなしでは考えられないと思っていた表題曲のグルーヴには感嘆。そういえば初めて高橋さんのライヴを観たのは佐藤さんとのデュオで、このときの「大統領〜」はギターとカホンという編成だった。改めて高橋さんの書く楽曲の潜在能力に唸る。それをいったら「新しい世界」も、弾き語りからホーンセクション入りとあらゆるver. があるな。ミニマムからマキシマム迄。宇宙から犬と老人を見降ろす、まさに高橋徹也の世界。
一度はお蔵入りになった『REST OF THE WORLD - LOST SESSIONS 1999』に収録された「音楽」を共演出来て本当にうれしい、と話していました。「演奏してるとき泣きそうになってた、こんなの初めて。(オーディエンスを)泣かすのが仕事なのに、自分が泣いてどうする。いや、実際には泣いてませんよ!」と何度も念を押す高橋さんでした(笑)。でも上田さんも「俺も泣きそうになってたよ」と仰ってましたね。そういうとこも優しいね(微笑)。
アンコールはふたりが偏愛するデヴィッド・ボウイのカヴァー「Wild Is The Wind」よっ、ボウイ! マイク・ガーソン! と大向こうが飛びそう(屋号か)な大団円……と思いきや、朗読ver. の「バタフライ・ナイト」で再び夜の散歩に出たあと、高橋さんにも上田さんにも長い歴史を持つ最新作「スタイル」で幕を閉じました。終わってみれば三時間。デュオでこれだけ長丁場なのに、これ程名残惜しいライヴはなかったです。またの機会を気長に待っています。
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・音楽┃夕暮れ 坂道 島国 惑星地球 セットリストも
ウロウロしてみるものです(笑)、わっとか声出ちゃった
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