≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME

2023年11月19日(日) ■
MANIC STREET PREACHERS / suede DAY 2

MANIC STREET PREACHERS / suede@Zepp Haneda


何を今更って感じだが、ジェイムズもブレットもめちゃめちゃ歌がうまいな! ウェールズとイングランドのひばりだね!

幸運にも整理番号20番のチケットだったのです(MIOさん有難う!!!)。これ最前行けるじゃんとソワソワしてたんですが、前日入場の様子を聴いてえ、無理かも……とビビる。なんでも通し券(ちなみに当方、通し券はとれなかった)と1日券がごっちゃでヨーイドンだったらしく、しかも通し券の方はリストバンド交換で手間取って、はよせんかいゴルァァァとかなり殺伐とした入場だったとか。まあクリマン(てか外タレの呼び屋)そういうとこある。知ってる。

2日目はリストバンド交換が終わっているから、もっと激化するってことよね? 20番でも倍か…40番と考えて、隅っこならなんとか行けるか? が、がんばる……と緊張感を持って並ぶ。

いやはやマジでこんなん久し振りってな争奪戦だった。スタッフさんが「走らないでください!」ていうくらい。昔のコミケか。フロアに入ると最前は既に殆ど埋まっている。昨日は下手側だったから今日は上手側に、と一瞬迷いも出たんですが、そんなこと考えてる間にもどんどん埋まる。結局入り口から近かった下手側スピーカー前を確保しました。怖い! 後ろの兄さんもこんな殺気立って場所確保すんの久し振りだっつってたョ…なんなの……。

しかしここ、のちにブレット兄さんが何度も降りてきてエラい目に遭うエリアだったのです(笑顔)。

-----

先攻suede。ブレット兄さん本日は白シャツです! 輝いてる! そして今日もめちゃキビキビ指導が入る! なんだろう、ハンサムなのに格好いいのになんでこんなに面白いのか(失礼)…しかし長年のファンが結構身近にいるのだが、皆さん口を揃えて面白いというし、それこそがブレ様らしいのでもうこの生命、祝福する! という感じですね……。アクショーン! ハイッ! ヘイッ! って感じで手を叩く、地団駄を踏む、這う、モデル歩きをする。鎖鎌のようにマイクを振り回し、曲のエンディングに合わせてコードを身体に巻きつけていってジャーン、とぴったり終わる。ブレット劇場! そんでめっちゃ歌うめー! 声量あるー!

で、ブレット兄さんの一人シアトリカルパレードをミッチさんがバシバシ撮ってたんだが、途中you&meがミッチさんと兄さんみたいになってた。フロアに手を伸ばしてるとこの間にすいっと下から入っていって、ブレットもまんざらでもないようでカメラの前でゴロゴロ転がったりしてた。あれは信頼関係ないと撮れんよなあ……自分とオーディエンスの間にヌッとカメラ突っ込むような勢いだったもの。そしてゴロゴロしたまま唄っても兄さんの声量はすごかった。なんであの姿勢であんな声出るのん。

しかし全力で動き全力で唄うためか空間把握を忘れてしまったようで、兄さん転んでしまいました。このときのリチャードのフォローが素敵でね。笑い乍ら兄さんの背中をぽん、と叩いていた。しかし兄さんは目の前のことに全力投球しているので、それに応えることなく立ち上がり、ますます全力で唄い歩きまわったのであった。怪我なかったようでよかったよ……てかリチャード貫禄ついたね! 17歳のイメージで止まってたごめん! ロン毛の少年〜て感じだったのが短髪で精悍な青年に……リチャード? おまえリチャードか!? ってなったもん。

逆にニールがロン毛になっており、最初見たとき「あれっ、keyってニールじゃなかった? 若い子入った?」と思ってしまったくらい美ニール(って誰かがいってた)だった。目の前だったんでよく見えたな……てかペンギンカフェでも来日したことないから生ニールも初めて見たんだったわそういえば。PG来年に来日予定あるそうだけど、今度は来るかなー(スエ次第?)。熱血兄さんの後ろで超クールに演奏していた。ミスひとつしません! て感じだった。てか表情が変わらないのでミスしててもきっとわからん。革ジャン着てても汗ひとつかいてない感じで、白シャツが汗のびしょびしょでシースルーになってた兄さんとすごい対比になってた。でも帰るときはちょっと微笑んで手を振っていた。そしてマットのベースめちゃ格好よかったなー弾いてないときもベースのボディを叩いてビート出ししてるし、サイモンとのコンビネーションもバッチリでさ。安定の演奏だった。

そうです昨日の衝撃から少し耐性が出来たので(?)この日は比較的落ち着いてメンバー全員を観ることが出来たのです。最前だったしな。しかし全体を見渡そうとする度兄さんがそこ! 楽しんでる!? みたいにやってくるので休む暇はない。上手側には入る隙間があまりなかったのか、下手側に何度も来たよ兄さん……しまいにはオーディエンスのなかにグイグイ入ってくる。マイクコード捌きのスタッフさんが慌ててついてきて、ミッチさんもコード捌いてた。てか私も手伝った(笑)。


動画拝借失礼します。私も(後ろ頭が)映ってるんで記念に。

いやはやなんかもうよいお年を〜といいたくなるライヴだった〜年の瀬(まだ)にいいもの観た気持ち…ご利益ありそう!

---

・Setlist┃setlist.fm

01. She Still Leads Me On
02. Personality Disorder
03. The Drowners
04. Trash
05. Animal Nitrate
06. We Are the Pigs
07. Flytipping
08. This Hollywood Life
09. Filmstar
10. Shadow Self
11. The Asphalt World (Brett solo with Neil on Piano/Keyboard only)
12. The Only Way I Can Love You
13. So Young
14. Metal Mickey
15. Beautiful Ones

---

転換中に「腕ぶつけちゃった、すみません!」「大丈夫でした?」「すっごかったですね〜」と声を掛け合うフロアの面々。こういうのも久し振りだ……ブレット兄さんの教室(何の)を乗り切った同志よ! って感じの連帯感がありました(笑)。

-----

後攻マニックス。ところでブレット兄さんの新技と一部でいわれていたマイクコードをピシピシやる仕草、今日観ててそうだージェイムズが普段からギターコードピシピシやってるじゃん! と思った。ジョイントツアーってこういう相互作用? もあるのね……。なんかさこういうのも30年前は考えられなかったというか、若いと楽屋でケンカしそうじゃん(笑)。ずーっと一緒に移動やらなんやらしてるとツアー疲れもあって殺伐としてさ…それが原因で解散した若いバンド沢山いたじゃん……歳とるとそういうとこの距離感とかうまくとれるようになるんでしょうね。アメリカツアーでうまくいったから今回アジアツアー(台湾、日本、シンガポール)やろうってなったんだろうし、来年はいよいよ本国でツアーです。しかも会場大きいとこばっかり。

ちょっと心配なのはニッキーの体調。もともと腰痛持ちで飛行機移動が辛いみたいなんだけど、今回は膝も痛かったようだった。ニッキー定位置が上手側で、2日間とも下手側で観たので今回あんまり見えなかったんだけど、すごいビョンビョン跳ねてるのが見えて元気〜と思っていた。近くで観たひとからあとから聴いて、ええーとなる。ご無事で……。そしてニッキーはいつもリッチーの話をしてくれる。恒例ではあるのだけど、皆ずっとリッチーと一緒だよ、ということを忘れずにいてくれる。「私たちの愛する、私たちの美しい、私たちの風変わりな、私たちの知的な少年は、いつでも私たちと一緒にいる」。

サポートのニックとウェインももはや不動で安定の演奏。ウェインの仕事は増えてきている。ソロもあったし、ジェイムズのギターがトラブったときもフォロー出来ていて、こういうときギター2本あると助かると思う。コーラスも増えている。シャウトするとちょっとロビン・フィンクみのある怪鳥音なのがチャーミングでもある。しみじみする。そういえばウェイン、1日目はSUB POPのTシャツ着てましたね。

ジェイムズは今日も火の玉で、2曲目に入る前ショーンがトラブったかして演奏が止まったとき、フロアに「ハーイ」とかいって場を和ませてくれた。メンバーに何かあるとジェイムズがその分がんばるの図はいつものことです。昔ニッキーがライヴ中に具合悪くなって動けなくなったとき(1999年の『This Is My Truth Tell Me Yours』ツアー、BLITZ2日目)も、ジェイムズはニッキーのところに何度も駆け寄り、「ごめんね今日はニッキーとても具合が悪いんだ」とフロアに説明し、演奏も歌も走ったり廻ったりめちゃめちゃがんばってた。ほんと一蓮托生のバンド(涙)。

そんなジェイムズ、今日は「Stay Beautiful」でフロアのシンガロングを聴いて「…Beautiful.」とにっこり微笑んでくれた。これには涙出た。てか今日はずっと泣いてたけど。ジェイムズって決して愛想のいいひとではないと思うけど、そんなひとが感謝の意をストレートに表現してくれるのが嬉しいし、何より歌と演奏がそれに込められてると感じられるのが嬉しい。イチニーサンシも聴けたし嬉しい。ミッチさんのカメラに向かってフフフンとかドヤァって感じでギター弾いてた姿も愛しい。

今日の最後も「If You Tolerate This Your Children Will Be Next」だった。やはり思うところあってこれを最後に唄ってるんだなと思った。ショーンのドラムも渾身、という感じだった。

---

・Setlist┃setlist.fm

01. Motorcycle Emptiness
02. Everything Must Go
03. 1985
04. You Stole the Sun from My Heart
05. Still Snowing in Sapporo
06. Little Baby Nothing
07. Walk Me to the Bridge
08. From Despair to Where
09. A Design for Life
10. (I Miss the) Tokyo Skyline (First Verse Only)
11. This Is Yesterday (JDB Acoustic)
12. Slash 'n' Burn
13. Your Love Alone Is Not Enough
14. Enola/Alone
15. International Blue
16. Stay Beautiful
17. You Love Us
18. If You Tolerate This Then Your Children Will Be Next

Note: Setlist Quote: “Love is the extremely difficult realisation that something other than oneself is real” - IRIS MURDOCH

---


アイリス・マードックは、アイルランド出身の英国の哲学者・作家・詩人とのこと。この日のクォート、本人に届いてた!

それにしてもsetlist.fm、ちらっとやった「(I Miss the) Tokyo Skyline」も“(First Verse Only)”ってちゃんと載せてる。配布される紙のセトリには即興でやった曲は記載されないのに、そういうとこもフォローしてるのすごいなー。集合知だとは思うが誰が書いてるのか…ライヴ初披露とか何年ぶりとかのノートもしっかり載せるし、どんなネットワークがあるんだろう? 曲名から演奏履歴も引けるんだけど、「〜Sapporo」とか「〜Tokyo Skyline」とかは日本だけで演奏してるんじゃないというのがわかるのも興味深いというか嬉しいというか。



-----

祭りは終わった。クエン酸切らしてたのでアミノ酸飲んで寝ました。

しかしどなたか書いていたけど、いくつも共通点がある(90sサバイバー、哲学的な歌詞、メンバーを失い活動が停滞するも見事甦る、ブリットポップのシーンにい乍ら極端に異端、舌鋒鋭いメンバーがいる・笑)のに最終的に全然似ていない。だからこそ長く愛されているのだなあと思う。活動が続いていたからこそワタシも今になってスエに出会えた! て思えたしな……人生って素晴らしい! 皆さんこれからも元気でいて! ワタシも健康に気をつける!(歳とるとまず気をつけねばならないのはそこ)

あと思い出といえば、2日間とも場内アナウンスが「マニック・ストリート・プリチャーズ」といい続けてたことかな……バンド名くらいちゃんといえやー!(ってこんなこというから客層が「UKロック界の火薬庫」っていわれるのか)

・Manic Street Preachersをデータベース化して分析【評価・セットリストまとめ】┃tm-808
ところで来日履歴を調べていたらすごいサイトに当たりました。演奏回数とかアルバムチャートとか図式化しててすごい見やすい……ブクマだ! 長く活動しているバンドのデータベースサイトってほんと貴重だしいろいろと助かります!