朝から,妻が
「ビデオ屋さん,クーポン持ってくと半額なんだよ。」 「いこー,いこー,いこー!」
と,うるさい。
うーん。 まあ,CDも半額らしいし,行ってやってもいいぞ。 ほんとは1人で自転車で行ってくれればいいんだけど, 僕がいると車に乗るのが基本らしい。
子供は母に預けて混まないうちに行くことに。
しかし,案の定出がけにごちゃごちゃやっている。
「プリンターの調子が悪い〜」 「クーポンが印刷できない〜」
いらいら。
「どーしたのかなー。動かない〜」 「あっ,フリーズしたっ」
いらいらいらいら。
「仕方ないケータイにしよう」 「ん?あれ?めんどくさいなー」
いらいらいらいらいらいら。
もういいんじゃないですかね。 半額ったって何百円のちがいでしょ。 さっさとしろよっ。 と,オーラを出してみる。
やっと車に乗り込んできた妻は,クーポンを持っていない。
「結局プリントアウトできなくてさー」 「ケータイの画面のにした」
いいですけどね。 そのケータイ,電池切れかかってますよ。 店まで持つんでしょうね。
店につくと,さっさと視界から消える妻。 ほっておいて,CDを物色する。 ときどき現れるが,そのたびにビデオが増えている。 いつ見るんだ,そんなに。
会計したら1000円以上お得だった。
わ,悪くないじゃないですか。
「いきなり機嫌なおったよねー」 「よかったでしょ,クーポン」 「ケータイってトランシーバーじゃないんだよ」
一言多いんですよ,アナタは。
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