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2004年09月07日(火) アルツと牡蠣

私、なんだかヘン?と思うときがあります。

人の話、聞いてるつもりでも

内容が全然把握できてないような・・・。

申し送りを聞いてる時なんかでもね?

聞き漏らすまい、と気は張ってるのに

はっと気づいたらうわの空だったりして

慌てて、そこ今何つった?と聞き返しちゃったりして

焦ったりするんですよ。


記録書いてるときでもそう。

一時ふっと無の世界に行っちゃうっていうか

はっとしてまた書き始めるんですけど・・・

なんか私ぼーっとしてないか????と

少し怖くなってます。


緊張感がないわけじゃないのに

ましてや仕事中にそういうことなかったんで

とうとう脳みそボケてきちゃったかなと;

動いてる時はそういうことないんですけどね。



だーりんに言ったら

「頭使ってるうちに戻るって」とか

「やる気ないんじゃないの?」

とか言われてしまった・・・・; ̄ロ ̄)!!



やる気とかそういうんじゃなくってさ

医療現場でそういう状態じゃ

危険だろう!!と思って

ちょっと怖くなっただけなんですが。


ヘタに年取ってると

いろいろな心配が出てきてイヤだわねぇ;やれやれ。


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で。

うちは老人病棟です。

約半分は寝たきりの患者さんです。

なので褥創、いわゆる床ずれの患者さんも

何人か居るわけなのですが・・・。


さすがに高齢、しかも病気が進行していて

身体機能も低下してるので

一度床ずれができてしまうと

何度体校しようがマメにケアしようが

なかなか良くならず悪化してしまう患者さんもいます。



私、褥創の酷いやつを見たのは

学生時代の実習の時以来でして;

処置について最初見たときは思わず

「んぐぁ;」

と声にならない声をあげてしまいました。

新人じゃあるまいし、とお思いでしょうが

本当にびびっちゃいました。


普通の傷と違って、周りの皮膚組織は壊疽状態ですので

なんていうか黒ずんでたり白っぽくなってたりで

それはそれはもうなんて言うかその…;




で、もうすでに再生能力のない部分を

このままにしておくわけにもいかないと

先生に電メスで切ってもらおうと言うことになり

主任が先生に申し立てしたんですがね?



主任「先生。〇〇さんの腸骨のとこなんですけど・・・

 あの部分カットした方がいいと思うんですよ。」


先生「ん?ああ、あの取れかかってる組織?」


主任「そう、あの部分。

   なんかほら、牡蠣みたいなところです。」



一同、その瞬間コケました;

か、牡蠣って!?主任さん!?

どしてそういうものを食べ物に例えるのですか!?



「だって、牡蠣みたいじゃない。色といい形といい。」




うわぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあ;

もう牡蠣食べられないじゃない!!

やめてぇぇぇぇーーー!!!!


とみんな大騒ぎ。



私も苦笑いしてましたけど

心中は穏やかじゃないったら・・・。



だってね?

来月、だーりんと今年こそ

厚岸の牡蠣まつりに行くつもりだったんだもーん;

イヤなタイミングじゃないですか!?



この話、思い出さないようにしなきゃ・・・(涙)





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