「バーテン」 ってコトバに、 あたしは弱い。 それは、 あたしの元彼である尚の、 職業だから。
元なのに、 こんな風に何度も何度も書くのは、 未練がましく見えるかな?? とも思ったんだけど。 あたしにとって尚は、 元彼であるって前に、 ひとりのスゴイ大切な友達で、 ほんとに大好きで、 それが「友達として」なのか「男の子として」なのか、 わかんなくなっちゃってた。
ただ、 独占欲はあった。
いろんなとこで、 「バーテン」ってコトバを聞くたびに、 あたしは尚のことを思う。 色々あって別れた今でも、 すごい好きだと思う。 ただそれは、 恋愛感情じゃないかもしれないんだけど。 他の女の話を聞くと心がずきずきする。 絶対にそれを尚に知られたらダメなんだけど。
女好きってわけじゃないけど、 尚のまわりから女の気配は消えたことがないし。 それが原因で別れたのだし。 好きだからこそ我慢できなかったし、 遠距離に耐えられなかった。 強がる自分も本当は弱い自分も、 わかってたし、 わかられてたし。
なんていうか。 すごい、 まだ、 あたしは尚のことをひきずってるんだろうなあと思う。 今でも友達を続けているし、 連絡も取り合ってるけど、 尚のことを意識するたびに、 傷がうずく。
あたしは今、 大学生活楽しんでるし、 色々あるし悩むし辛いけど、 だけど楽しいと思ってる。
だけど、 あたしの「本質」を理解してくれてるヤツが、 いない。 「何でも話せる友達」が、 いない。 尚と付き合うまでは、 尚がそういう存在だった。 なんでも聞いてくれて、 ちゃんと自分なりに考えたコトバをくれて、 遠いところに住むようになっても、 あたしにとって尚は、 唯一の、 「守ってくれる存在」 だった。
あたしは無条件に尚に頼りきっていたし、 尚はそんなあたしを黙認しててくれた。 あたしは「強い人間」でいることを、 なんとなく昔から、 自分に義務づけていて、 だけどそれが他人からはられる「レッテル」に変わると、 それがつらくてつらくて仕方なくなった。 だけど。 尚にはもう、 自分の弱音を全て見せてしまっていて、 それでヨカッタから。 だからすごい、 大切な存在だった。
だけど、 そんな人と付き合って、 別れて、 あたしは、 その存在を失ってしまった。
心のささえを。 失ってしまった。
尚と付き合ったことを、 後悔はしてない。 だけどやっぱり思っちゃう。 もし、 「付き合う」 って過程がなかったら、 あたしは尚のことを一生、 ただ「大切な友達」として見続けられたのかな… あたしは「還る場所」を、失わずにすんだのかな…
過ぎてしまったことを、 今更思い返しても、 なんにもならないのだけれども。
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