あたしは今、貴方のために何ができる?
あたしは貴方を幸せにすることはできなかった。 あたしは貴方と共に歩いていくこともできなかった。
あたしはあたしの世界があったし、 貴方には貴方の世界があった。
お互い、 自分の世界を守ることを優先した。 それだけのことだったのかもしれないね。
あたしは今でも、 貴方のことを大切に思ってる。 それが愛情ではなくて、 友情って名前のものに変わっても。 ずっとずっと大切な人であることには変わらないよ。
貴方は何度か、 あたしとやり直すことを望んだけれど。 でもやっぱり、 わかってたんでしょ??
どんなに互いに、 大切だと思いあっても、 現実問題、 あたしたちは、 自分の生きる世界を変えるつもりはなかった。 どちらかが、歩み寄らなければ無理な話だった。 わかっていたはずなのにね。 やっぱり失敗しちゃった。
多分貴方は、 あたしが貴方の元に戻ると思っていたのだと思う。 元々あたしは、貴方たちの世界にいたのだから。
だけどごめんね。 あたしは、 あたしなりに、 今あたしがいるこの世界を、 今あたしの周りにいる仲間たちを、 愛しているから。
貴方を好きなことは変わりない。 だけど、 戻れないよ…
こんな風なことを、 尚に言いました。 彼は黙って聞いてくれていた。 時々相槌をうちながら。
とてもとても大切な、人だけれど。 あたしにとっては、 過去のものに、 しなければならないのです。
あたしがここで、 強く生きていくために。
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