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猛毒。
リョウ
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2002年03月09日(土)
ある土曜日の俺。

昨日の委員会の仕事が、
人としてまっとう生きるべき時間(つまり昼)にあったせいで、
ここしばらく、人として間違った生活(つまり昼夜逆転)をしていたあたしは、
久方ぶりに昼前に起きた。




世間は「春が来た春が来た」と浮かれていわね。
テレビでは「春のメイク」だの「春のファッション」だのって。
今年はバステルカラーらしいですねぇ〜。だけどアタイ、パステルとか無理っすよ〜キャラ的に無理っすよ〜。


多分、着るけど。


とか思いつつ、
春の木漏れ日溢れる外の空気を、
吸うことなくこたつでテレビを見ていた。




春がきたらしいけど、とは言え外はまだ寒い。
昨日も十分寒かったけど今日のほうがもつと寒いらしい、
と聞いてから、
昨日の夜に「明日こそバイトを見つけなければアタイ、飢えて死ぬわ」とバイト探しを決意していたにもかかわらず、
あまりの寒さに、
「今日は神様がアタイに『休め』と囁いているわ」
と自分で自分を納得させてこたつから出なかった。




そんなこんなでボーッとしていると、
大学から成績表が届いた。
今年度の単位について。
ウン。
ヨシ。
全単位(50単位)とったぜ。
と納得してニヤリ笑いをする。
後期一度も出席しなかった授業はやっぱりギリギリ60点だったけど、
まあ単位がとれればいいのよと納得する。




で、
以前あたしの授業のサボリっぷりを見て呆れた友達が、
「オマエが俺より単位とれてたら3日間夕飯おごったる!!」
と無謀にも言ってくれやがったので、
あたしはその時、
「フフフあたしの底力を見せてやるわ!!」
と心の中で誓い(前言撤回されるのがイヤなので口には出さない)、
虎視眈々と今日のこの単位発表を待っていたのだった。
早速その友達に、
「岡ちゃん成績表来た?ディナーの約束、忘れてないわよね?」
ってメールを送り、
とりあえずしばらく返信を待ってみたのだがバイト中なのか返事が来ない。
ちょっぴりいじけてみたりしたところに、
メール着信のメロディーが流れた。
オウ岡ちゃんディナーよディナー♪
と思って画面を見ると、ユウコからのメールだった。

「成績表届いてた!ビバ50単位♪」

だとよ。














「ああ、そう。」
















って返信しようかと一瞬考えたけれど、
イヤイヤあたしもさすがにそれは大人気ないわと思い、
「あたしも届いてた〜」
とだけ返信した。
あたしが同じく50単位をとったことには特に触れなかった。



や、別にアナタと喜びを分かち合うつもりないんで。



というあたしの今の気持ちを、
静かにアピールしてみた。
向こうは、
「ああ・・・、言えないくらいヤバかったのかしら・・・」
とオロオロするかもしれないが、


俺の知ったこっちゃねえな。







まあそんなこんなで、
気がつくとこたつの中で就寝してしまっていたあたしは、
夕方の5時半、マキコからの電話に起こされた。
「リョウ、今から遊ばない?」
だと。
あたしにとって、夕方は人恋しい時間帯なため、
とりあえず行くわ〜っつー感じで待ち合わせ。
で、行ったら近やんがいた。当然のように。


言っとけよ。


近やんもいるよーとか。そーゆーことを。一言でいいからよ。
ってちょっぴり思っちゃったけど、
まあ別に気心知れてるヤツなんで、
とりあえず飯食って酒飲んで、
近やんの彼女とのラブラブっぷりについて話してみたり、
マキコと2人で「うちら男運ないのかなあ・・・」って嘆いてみたり、
金と権力と幸せの中でひとつ選べといわれたらドレを取るかについて考えてみたり、
成績表を見せ合ってみたりした。
ちなみにマキコの単位数は36単位で、








近やんは単位。








真剣に、
何故学校に通っているかを考えなければならないのじゃないかしら、
と思ったがあえて口には出さなかった。
多分、本人一番わかってる。




そんな感じで飯を食い終わり、
じゃあカラオケにでも行くかっ♪という話になって、
近やんはもう1人男を呼びたかったらしく、各所に連絡をいれていた。
「良ちゃん留守電やぁ〜」
とか、
「トミタは今日バイトかなあ?」
とか言ってるので、
ああ、そこらへんのヤツらがくるのか〜と思って安心していた。
で、
ちょっとお手水にいって帰って来たあたしが、
近やんに「結局誰が来るの?」って聞いたら、

「おーちゃん」






誰、それ。






どうも元委員会(一回生の時に委員会メンバーだつたヒト)らしいのだけれども、
うちの委員会一回生は腐るほどいるし、
局が違うクラブ上がり(クラブから派遣されてくるヤツ)なんかは、
顔は見たことがあっても名前なんかまったく知らない場合が多い。
どうもその中の1人らしいのだけれども、
あたしは完璧に初対面だし、
マキコも知らないって言うし、
つーかこんな、3人ともほろ酔いだと言うのに、
そんなところにしかもカラオケで参加とかシンドイのでは?
とか思って、
「そんな人ときなり呼んで大丈夫なん?」
って聞いてみた。
ら。



「大丈夫、自分らがいるって言ってないし」



だから言えよそこらへん、礼儀として。



とちょっぴり思っちゃったけれども、
まあ「ああ・・・そうなんだ」とかゆって流した。
案の定、数分後姿をあらわした「おーちゃん」氏は近やんの後ろにいるマキコとあたしを見て呆然としたが、
特にどう対応するでもなく、そのままカラオケBOXにIN。



BOXに入って、
まあ、去年の春夏秋、ってくらいは委員会のメンバーとして活動してるだけあって、
なんとなく見たことのあるような顔ではあったので、
「うん見たことある♪」
と、
ちょっと得意げにおーちゃんに言った。
ら。
「俺も何度も見たことあるよ」
ってサラリと言われた。
とても「よく知ってる」という顔で言われた。

てか、あたしの名前知ってたし。

でも話したことはないはずなのに。
あたし話したことある人は顔覚えてるもん!!!
と思ったが、その考えが間違いであることにしばらく後に気がついた。
確かに、話したことのある人の顔は覚えているはず。
だけど、



限定シラフ。



あまり話し込んで恐ろしい事実を聞くのがイヤなので、
どこで出会ったことがあるのかについては聞かなかった。




カラオケが終わって、
とりあえずプリクラとか撮ってみて、
終電で実家に帰るらしいおーちゃんを見送って解散した。




いまいちよくかんない集合だったけど、
楽しかったしヨシとしよう。
最近携帯を買ったママンから、
「どこにいるの早く帰ってきなさい」
とだけメールが来てちょっぴり切なくなったことも、まあヨシとしよう。
原チャでカラオケBOXまでき1人暮らしのおーちゃんが、
実家に帰るためにそこらへんに放置した原チャが、
彼が帰ってくるまで無事であることを祈りながら、
今日は眠ることにしよう。




70%くらいの確率で、

無理だけど。