今日、 委員会の、最後の仕事を終えた。
任期は11月末までで。 だけどそのあとも何度か集まることがあって、 いまいち委員会をやめた実感がなかった。
昨日から今日にかけて、 引つぎ合宿があって。 あたしが一年間やってきた仕事をひきついで、 そして、
あたしの仕事は終わった。
泊まりはわりとすぐに寝た。 誰と放す気にもなれなかった。 むしろ孤独だった。 あたしはこの孤独には耐えられないし、 やっぱり委員会をやめたことは間違っていなかった。 あたしがやりたかった仕事にはつけなくても、 他の仕事を選んで、 委員会のメンバーとして残る手段は、いくつかあった。 だけど、あたしはその選択を選ばなかった。 もう、充分だと思ったから。
今日、委員会の本部(クラブの部室みたいなもの)で、 泊まり明けのご飯を食べて。 置きっぱなしにしていた書類やファイルを片付けて、 自分の痕跡を消した。 もう、ここにはこないから。 そーいう、覚悟があった。 一緒にご飯を食べてたメンバーは、 来年も委員会を続けるやつらで… だから、わからなかったと思う。 あたしが仕事で、 デカイ顔して、 当然のように本部にいれるのはこれが最後。 泊まりも、 本部も、 仕事も、 全て。
終了。
今日は授業がなくて、 朝ごはんを食べたら、家に変えるつもりでいて。 早々に、本部を出た。 いつも本部を出る時は、「失礼します」って言って出るんだけど、 今日だけは。 「サヨナラ」 って言った。
サヨナラ。 サヨナラ委員会。 サヨナラ、みんな。
委員会の風習で、 学園祭の本番が終わったあと、 スタッフジャンバーにメッセージを書きあうというものがある。 今日、スタッフジャンパーを持ち帰って、 はじめて、 ゆっくりと全てのメッセージを眺めた。
あたしは小心者で、 「メッセージ書いて」の一言さえうまくいえない時もあり、 わりとメッセージは少なかった。 さみしかったけど、 どうでも良かった。 仲良くしてた奴らには、メッセージは書いてもらったはずだったし。 ひとつひとつのメッセージを読みながら、 やっぱり泣いた。 胸にあるのは、静かな寂寥感。 終わってしまったことへの、悲しさだった。 協和最後に、二度と会わないようなヤツもいるだろう。 学校をやめてしまうジャイ。 学科が違えばでかい大学構内で滅多に出会うことのないメンバーたち。 卒業してしまう4回生。 みんなみんな。
バイバイ。 今まで、ありがとう。
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