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猛毒。
リョウ
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2002年12月05日(木)
「さよなら。」

今日、
委員会の、最後の仕事を終えた。




任期は11月末までで。
だけどそのあとも何度か集まることがあって、
いまいち委員会をやめた実感がなかった。

昨日から今日にかけて、
引つぎ合宿があって。
あたしが一年間やってきた仕事をひきついで、
そして、


あたしの仕事は終わった。











泊まりはわりとすぐに寝た。
誰と放す気にもなれなかった。
むしろ孤独だった。
あたしはこの孤独には耐えられないし、
やっぱり委員会をやめたことは間違っていなかった。
あたしがやりたかった仕事にはつけなくても、
他の仕事を選んで、
委員会のメンバーとして残る手段は、いくつかあった。
だけど、あたしはその選択を選ばなかった。
もう、充分だと思ったから。


今日、委員会の本部(クラブの部室みたいなもの)で、
泊まり明けのご飯を食べて。
置きっぱなしにしていた書類やファイルを片付けて、
自分の痕跡を消した。
もう、ここにはこないから。
そーいう、覚悟があった。
一緒にご飯を食べてたメンバーは、
来年も委員会を続けるやつらで…
だから、わからなかったと思う。
あたしが仕事で、
デカイ顔して、
当然のように本部にいれるのはこれが最後。
泊まりも、
本部も、
仕事も、
全て。


終了。






今日は授業がなくて、
朝ごはんを食べたら、家に変えるつもりでいて。
早々に、本部を出た。
いつも本部を出る時は、「失礼します」って言って出るんだけど、
今日だけは。
「サヨナラ」
って言った。


サヨナラ。
サヨナラ委員会。
サヨナラ、みんな。









委員会の風習で、
学園祭の本番が終わったあと、
スタッフジャンバーにメッセージを書きあうというものがある。
今日、スタッフジャンパーを持ち帰って、
はじめて、
ゆっくりと全てのメッセージを眺めた。


あたしは小心者で、
「メッセージ書いて」の一言さえうまくいえない時もあり、
わりとメッセージは少なかった。
さみしかったけど、
どうでも良かった。
仲良くしてた奴らには、メッセージは書いてもらったはずだったし。
ひとつひとつのメッセージを読みながら、
やっぱり泣いた。
胸にあるのは、静かな寂寥感。
終わってしまったことへの、悲しさだった。
協和最後に、二度と会わないようなヤツもいるだろう。
学校をやめてしまうジャイ。
学科が違えばでかい大学構内で滅多に出会うことのないメンバーたち。
卒業してしまう4回生。
みんなみんな。



バイバイ。
今まで、ありがとう。