いきなり、 それはそれは、 とてつもない勢いで、 あたしは、
暇になった。
たいしてスキでもないバイトにはあんまり入ってないし、 ゼミのトモダチと遊ぶにも飲み会ばっかで出費がかさむ。 みんな家遠い。
早いバスで帰る。 がっこに授業でしか行かない。 空き時間をもてあます。 一時間半も空き時間があって。 どーやって時間をつぶしていいかわかんない。
手持ち無沙汰。 読書量が増えた。
こんなに暇だとは。 思ってもみなかった。 だけどこれが、 本来のわかりやすい「普通の学生」ってやつの生活っぷりなのだと。 実感もわかないまま感じている。
最近見る夢は、 毎晩毎晩、 委員会のやつばっか出てくる。 そーいえばしばらく、 委員会のやつの出てこない夢なんかない。 ぐるぐる、いろんなヤツの顔。 まわる。
後悔はしてない。 あたしのした選択は間違ってなかった。 あたしは委員会から抜けて正解だった。 あんなに苦しいのはもうたくさん。
だけど、 まだ、 なれないだけ。 2年間、自分の生活のほとんどを捧げていたものが、 いきなり抜け落ちてまったく無関係なものになってしまった。 そんな現実にまだついていけていないだけ。
だけどあがいても、 仕方なかったでしょう。 これ以上、 うだうだと残っても、 ただ苦しいだけだったでしょう。
それがわかっているから、 後悔はない。 ただ、 さみしいだけ。 暇なのはキライ。 ただただ、追いまくられるほど忙しいのがスキ。 ただただ、忙しいのがスキ。 …ああ、今、スキなひと欲しいなあ。 ほんと。 たぶんいろんなものを捧げられるよ。
なにかに熱中していないと。 あたししぼんで、 しゅるしゅる小さくなって、 早くしないと、 元にもどらなくなっちゃう。 あたしのココロ。
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