霞的迷想



別にキリ番を募集してるのではないけれど。

2003年03月18日(火)

 今入ってきたら、500自爆でした。何か寂しい……

 今日は、夢の話。


 野外授業か何かで、荒野らしい場所にいた。(或いは、やたらと広い校庭なのかもしれない。どちらにしろ、草のろくに生えていない、硬い土の平原だった)
 一緒にいた誰かが余計なことをしたのか、それともたまたまなのか、「刺された」だか「咬まれた」だかいう言葉に気付いて目を向ければ、いつの間にかそこには、土の色ににた黄土の蛇がのたうっていた。
 蛇はざわざわ騒ぐ他の連中の間を這いずって、こちらに近づいてくる。私の身体は、ほんの数十センチほど空に浮いていて、標的にするのは面倒なはずなのに。
 後退する、私。
 間違いなく追ってくる、蛇。
 蛇は牙を剥いた。
 むき出しの足には届かなかったものの、後ずされば後ずさるほど高度は下がっていき、履いていたスニーカーの厚くはない靴底を破って、踵に、牙が、到達した。
 ―――次の瞬間、左足は蛇を踏みつぶしていた。
 千切れた蛇の胴体を見てから、私は靴を脱いで傷口を確かめる。
 赤く染まった靴下。
 蛇の種類も毒の有無もわからないけれど、とにかく病院へ行かなければ。

 菊丸先輩が応急処置を手伝ってくれて、更に別の誰かの車に乗せられて病院へ―――車内から、ピッチで家に電話を入れるが、誰も出ない。
 病院に着いてからも、まだいろいろ動転しているせいか、財布をなくしかけたり、診察券を車内に置き忘れてしまったりとへまが続く。おまけに、外科の窓口には人が多く、足を引きずりながらでは声を掛けに行きづらい空気。
 もう一度、家に電話を入れる。
 けれどまだ誰も出ない。
 どうしよう、と困っているところに再び現れた菊丸先輩に、それらのことを訴え掛けると、彼は外科の窓口まで付き添ってくれた。
 沢山いる人たちは、看護婦さんと楽しそうに雑談をしていたのだった―――



 その後も場面転換して話は続いていったんだけど、まとまって思い出せるのはこんな所。
 ええ、こんな夢を見たんです。

 夢なのに「保険証!」とか焦ってたり、夢なのに「今日は咬まれたから風呂にはいるのはまずい!」(その後目覚める前ではっきり覚えている場面)とか考えていたり、夢なのに「病院の中で携帯は!」とか思っている自分が笑いどころです。

 それにしても……なぜはっきり覚えてるのが菊丸英二?

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