霞的迷想



図書館に行った事

2003年07月12日(土)

もしかしたら、学生時代以来かもしれない、ちゃんとした利用目的で図書館に行ったのは。(いや、多分一度くらいはあったのかもしれないけど)
ちゃんとしない目的っていうのは、友達の付き合いとか、学生時代バイトでお世話になったところだから挨拶に、とかいうこともあるから。

 小説を書く気力ゲージがたまらなくて、だけど時間だけは唸るほどあるものだから、思い立って、学生時代のテクスト一冊を持って図書館に行った。
 「今昔物語抄」
 ページを捲れば、写本のコピーが紙いっぱいを占めている、見た瞬間が「日本古典文学」な一冊。
 崩し字なんて久しく触れていなかったから、岩波全集の今昔を脇において、古文書読解辞典を引っ張り出してきて、結構真面目に取り組んでいました。
 でも、訳は誰の評価を受けるでもないのでかなり好き勝手な意訳。

 資料を探しいていてふと気付いたのは、岩波以外の全集に収録されている「今昔」って、十巻より後の話しかないんだってこと。
 私がそのとき探してたのは五巻の資料だったので、結構ショックでした。

 そんなこんなで閉館時間が近くなって、頭を使ったせいかおなかもすいてきたので、中途半端な時間ながら、近くのミルキーへ。そこでピザを食らいつつ、あとは紅茶ばかりを飲みまくって、辞書も持たずに訳の続きを仕上げたおいら。
 ああ、懐かしいな。学生時代は発表近いとしょっちゅうファーストフードとかに入り浸って準備していたからなぁ……
 でも、私はもう学生じゃないんです。大分昔から。


 そこでそんなオーダーだけで粘り倒して、三時間くらい。
 また資格の本でも探そうかと腰を上げたはずが、移動途中の服屋で半額セールをやっているのを目撃→閉店まで一時間もないのに、大マジで物色して、更に店員に見立てを頼むことまでしてしまいました。
 ああ、収入の当てもないのに(苦笑)
 でも、買っちゃいました。
 物持ちの良いめんどくさがり屋の私としては、服を買おうと思い立つことすら珍しいのですが。
 面白いデザインのスカートと、清楚なイメージのトップ。どっちも無地で、そろえて着ると、かなりおとなしめのお嬢さんスタイルになる。
 まあ、中身は所詮私なんですが。
 二着(というか三着?)あわせて六千円は割りましたが、それはまあ、当たり前といえば当たり前です。私の買い物なんですから。

 その後、閉店前の僅かな時間に、とりあえず三級簿記の参考書を一冊買って、無事店外へ脱出。バス時間までをメールに費やし、亜、バスが来た、と思ったところでピッチが鳴って、結局もう一本遅いバスで帰ることに(笑)

 中途半端に早い時間に、ミルキーのピザを一枚食べただけなので、今はおなかがすいています。






 < 過去  入口  未来 >


霞 [HOMEPAGE]