文学思索
西北西までもういっちょ:ISHIKAWA
01/09/17 +++第2.5日目:割引・芸術・兼六園 ---------------------------------------------------------------------- 広告どおりのパンとコーヒーの朝食を頂いて、本日はゆったりとスタート。 (勿論昨日が早すぎと言う説は無視。) チェックアウトも9:30過ぎで、帽子をかぶっていざ一歩。 今日のお空は程よく曇り、風も吹きます散歩日和。
1:兼六園 いや、なんで金沢来たかって行ったらここでしょう。 日本三大庭園の1つ・兼六園。 さて、他の2つはなんでしょう?(制限時間:5秒) 言えましたか?言えた貴方は地理好きか旅好きか庭好きですね?(そうか?) えー、一言で言いますと。
広。
広すぎ。 何しろここだけで1,2時間は所要(¨;)。 勿論見所も満載です。 建てられている数々の亭も素敵ですが(寿亭・時雨亭・夕顔亭など) やはり庭園だけあって・・・木(短絡)。 花の季節なら曲水や梅林をおすすめするのでしょうが、 こちとら二人の休みが合う日を優先したのでものの見事に咲いてません!(T-T) そんな僕のおすすめは、松。 水の上まで張り出す枝や、少し可愛い丸い姫に夫婦揃った夫婦松。 池の間にかかる橋にも、風情と風情のある名前がありました。 気合のある人はいろんなところに登ってみましょう。 高いところから眺める庭園ってのも格別です。 いくばくか・急ですけど(笑)。 次は夜(日にち限定・ライトアップ有り)もいいですねえ。
注意点:何かいべんとが行われている日は真剣に避けましょう。 さもないと琴柱燈篭を見ながら、 イかした子供向けのテーマソングをエンドレスで聞く羽目になります(笑えない)。 ・・・ちょっと恨むよ、ぷっぴ〜。〜〜〜〜〜(m--)m
2:石川県立伝統産業工芸館 兼六園の中からも侵入、もとい観覧可能。 ここで我々はまずパスポートを購入しました。 「兼六園周辺文化施設・鑑賞パスポート」 購入から2日間、2〜6の文化施設を自由に見れるもの。 金額も元値の3分の1になってなかなかお得なのです。 が。(なんて嫌な切り方だ)
ここでは友禅や蒔絵、蝋燭・仏壇・太鼓など伝統工芸品が展示。 最近の方達の作品もあり、内装も大変綺麗でさわやかな感じです。 実演でつぼを作ったりもしてます。 和蝋燭というものが美しいと初めて知りました。 真っ赤に塗ったは人魚の伝説、どうか花を塗らせませ。 実はしょっぷに気に入ったクッションがあったのですが、非売品な上におそらく5桁。 さすが日本の伝統工芸!(そこじゃないだろう)
3:石川県立美術館 ちょっとばかり(嘘です、かなり)急な坂を登って、 はっきり辿り付いたと言う表現が正しい石川県立美術館。 これがまた広くて綺麗。 しかし、その感動はほんの序曲に過ぎなかった(またそう切るか)。
古美術から現代美術まで6部屋。 歩くだけでも運動です(笑)。 作品も彫刻から絵画からとにかく多種多様です。
4:藩老本田贓品館 着いたそうそう缶ジュースを飲み干して、パスポートにはんこを1つ。 こちらは3のすぐお隣。 加賀藩の家臣本田家のさまざまな道具や書などが展示されてます。 一番の見物は「5万石」の代わりとなった壷でしょうか。 こぢんまりとした感じの2階建て。
5:石川県立歴史博物館 そう、さすがに我々も気付き始めて、もといとっくに気付いていた。
お腹すいたんだけど、じょにー(誰)。
しかし歴史博物館はこれまた4の隣にあり、 挙句芸術街のここでは(そんな記述はないが)飲食店は坂を下りなおしてはるか遠く。
行くしかないだろうよ(落涙)。
そして、見た途端嫌な予感はしていたのだ。 そう、とても嫌な予感どころか確信だった。 そして、受付のおねいさんの笑顔とともにそれは真実に変わった。
「当館は3棟ありまして、1から順にご覧下さい。」
しかもうち2つは2階建て・部屋数合計9。
お腹すいたんだけどさ、君もそうだろ、きゃしー(だから誰)。
素晴らしいところでした。 これだけは本当です。広いし綺麗だし展示物多いし。 パンフレットにパネルの英語版まであってさすが県立。 子供の遊べるぷれいるーむまで充実してました。
でもね。
旧石器時代から始まってるのはどうかな(号泣)。
そう、それはとても長い旅だった。 まるでもう1つ、何処か別世界に旅立つほどに・・・。
反省があります。 江戸時代の文書(本物)より江戸時代の3食(再現)をじっと見てましたすいません。 (だってさ、お赤飯とお味噌汁と漬物があったんだよ!<不明)
退館時刻:3時30分とっくに過ぎ。 以下はその時に交わされた会話である。 「お腹すいた〜ってゆーか、確実に限界。」 「うん、それはそうなんだけど・・・時間が。」 「はい?」 ねくすとぽいんと・石川近代文学館の最終入館時刻:4時30分。 「ご飯食べに繁華街まで戻ってたら」 「絶対間に合わないよね(きっぱり)。」
・・・・僕を見捨てるのかい、あれきさんだあ?(もう誰でもいい)
6:石川近代文学館 着きました。(既になんか限界)
ここは高校の旧校舎を改造したらしく、板張りの廊下を通って教室もとい展示室へ。 泉鏡花・室生犀星・谷崎潤一郎。 知っている文学者も初めて聞いた文学者も豊富に揃ってます。 愛用の遺品や本、自筆原稿まで学校の雰囲気と愛称ばっちり。
素敵でした。 ええ、たとえ11部屋(2階含む)あろうとも!!!!!(滝涙)
教訓:2日分のぱすぽーとは2日間で使いましょう(T-T)
やっと御飯だ・・・夕食じゃないよ昼御飯なんだ! 見たいところは制覇しました!(無理矢理な) てなわけで一転、旧都探索から繁華街のしょっぴんぐへ。 横道にイかした雑貨屋さんがあったりセンスのいい洋服屋さんがとっても多いです。 勿論伝統工芸品にも手を出しましたよ(友禅のhandkerchief♪)。 しかし、そのhandkerchiefを2番手にしても。 お菓子「蕎麦某」を2番手にさしおいても(素朴な味で美味σ(^^))。 なんばーわんがいます。
「少年探偵手帖・完全復刻版」串間努さん:知恵の森文庫
最高。 江戸川乱歩先生の「少年探偵団」しりーずの必携秘密道具。 当時は雑誌のおまけや本として販売されていたものの復刻ということですが。 モールス信号や忍術、毒の検出に目を覚ます方法・・・まさによりどりみどり。 是非一度、実物を手にすることをおすすめします。 バスの時間までこいつに読み耽ってたってのは・・・旅の醍醐味、かなあ( ;^^)ヘ..。
今度のバスは10時40分の出発です。 明日は6:00頃になるかなあ。 バスに乗り込み、さよなら金沢また来て□。 靴を脱いで毛布をかけてうぉーくまんの用意をして〜GOOD NIGHT。
2001年09月17日(月)
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