飛べるなら空もいい
見上げるだけでは首が痛む。 -- 世の中では「BANZAI」がヒットチャート1位になってるらしい今日この頃、「銀の翼で翔べ」とか聞いてます。飛ぶ、という言葉はどこか現実からの逃避を感じさせる言葉だと思うのは、今の自分が逃げたいからだと思うと少しがっくりしますが。 -- 『敗北感に悩んでるなら 全てを認めまた始めりゃいいだろう』 -- 全くだ。と思う度に、仕事へのテンションを軽くリセットして今日は3時間残業。頭の中はプロトコルとjavaと育成報告書が回っています。頭悪いから複数並行作業が出来ないのですねー。困った困った。 --- 帰路、駅構内の古本ワゴンを物色。ジャック・ヒギンズの未読作品と迷いながらも「ジョゼと虎と魚たち」を200円で購入。映画化されて話題になった時、中身は結局知らないのだけれどタイトルがよいと思っていて読んでみたかった。淡々とした恋愛小説短編集。理想よりも現実を知っている30代女性(が一番多かった気がするが)の、臆病に不器用に、あるいは何かを引き換えた恋愛。全体的に流れる諦念感が現実味を減らしている気がする。諦めるということは現実から一歩退くことなんだろう。
2004年05月17日(月)
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