スコヤカな時間
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2002年11月27日(水) 挙動不審人物

家に帰ろうと車を走らせ、あと数十メートルで我が家!というところで・・・。
道路の真ん中に人が立っている。
それは道路を横断しようといているのではなくて、立ち止まっているのだ。

私は左の車線に寄っていたので、ゆっくりとその人の横を通り過ぎたけど
その人は動じることもなく、立ち止まったまま。
私の後から来た車は中央の車線を走っていて、その人を前にして停車したけど
相変わらず、その人は立ち止まったままで・・・。

私も思わず停車して、その人の様子を観察してしまったよ。

すると、その人はのろのろと歩道の方に向かって歩き出したので
私ともう1台の車はゆっくりと再び発進した。

私は人の様子が気になって、サイドミラーから相変わらず観察してると
あっちにふらふら、こっちにふらふらと歩き回っていて、普通じゃない。

この道路は、交通量が少ないうえに、見晴らしもよく、直線が続いてるから
けっこう猛スピードで走る車が多いのだ。
(当然のように私もそうだったりする)

そんな道路なのに、しかも今は夜でしょ?

あぶないよー!ひかれて死んじゃうよー!

そのまま知らない振りをして家に帰ろうかとも思ったんだけど
私が駐車しようとしている間に、車にひかれた!なんてことになったらイヤだし
思い切って私は車を降りて、その人に声をかけることにした。

だんだん近づいて行く間、内心ものすごくドキドキした。
挙動不審の人に声をかけるのって、とっても勇気がいるんだよね・・・。

で、その人に、「モシモシ?」と声をかけてみた。
(電話じゃないのに、何でモシモシ?と言ったのかは、自分でも謎)

返事はない。

ちなみに、その人は私に背を向ける状態で立っていたので、思い切って肩を叩いた。
本当にこのときは、緊張したぞー!
突然のことに驚いて、振り向きざまに襲われたらどうしよう!とか考えたもん!

振り向いたその人は、年齢は10代後半から20代前半の女の子だった。
振り向いたとはいえ、目は私じゃなくどこか遠くを見つめている感じ。

酔ってるな?と瞬間的に思った。

危ないよーと私が言うと、「ここがいちばん安全なの!」などと彼女は言って
またふらふらと車道へ向かおうとする。

そんな二人に気がつくことなく、車が猛スピードで走り抜けていった。

ほらほら、車が走ってるよー、危ないからこっちに来なきゃ!と
私は彼女の腕をつかんで、歩道に引き寄せた。

どうしよー!警察呼ぶべき?
こういう場合って110番なの?
どうしよーーーーー!

と、ちょっと私が動揺している間も、彼女はわけのわからないことを話してる。

その間も私は彼女が車道に飛び出さないように腕をつかんでいたんだけど

急に「ほっといてよ!!!」と彼女は私の腕を振り払った!!!

ほっとけって・・・ほっとけないじゃん!

唖然とする私を置いて、彼女はふらふらと民家が並ぶ小道に入っていったので
私もそれ以上は追うこともなく帰ることにした。

それにしても・・・。危なすぎるって!!
あんな風になるまで、飲んじゃいけないな・・・と自分を戒めたよ。

お酒を飲むのはいいけど、ほどほどに・・・ だよね。


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