また眠れず日記をしたためてる自分がいる。
現実から目を背けたいけど 嫌でも時間は流れてく。
昨夜未明電話中にちびっこ猫を看取りました。 涙が乾く間もなく 早朝 病院が開く時間を待たずして また一番状態が悪く 前夜病院に行けるギリギリまで探したけど 狭い家の中のどこに隠れていたかもわからなかった子が ひっそりと萌のPC前の椅子の陰で冷たくなっていました。
けれどまだ病院に連れていかなければ鳴らない子がいる。 泣いてお薬に逃げる余裕すらない。 今この現実から逃げることすら出来ない。
けれどさすがに朝出かけることもできず なんでこんなに弱い命ばかり失っていくのか もう本当になにかの罰としか思えないまま 午前中の診察時間は終わり 夕方4時半の診療前に 電話で早めにきてもいいと了解を得て 泣き腫らした顔を伏せるように病院に3匹を連れてった。
一番甘えん坊で 産まれた時母猫がパニックで 胎盤もついたまま処置されず放置されていた子。 一番の甘えん坊でやきもち焼きで 他の子を抱っこしてると必ず飛びついてきてた子。 何ヶ月経っても爪をひっこめる術を知らないのか 胸も腕もそのこのつける傷が絶えなかった。 その子が一番弱っていたので一番最初に処置してもらった。 前日の夜は 点滴も注射も嫌がって暴れてたのに もう抵抗する元気すらなかった。 そしてケージにもどした途端異様な暴れよう。。。 残りの比較的回復してきた子達を診てもらってる間に ぱたりと静かになり 先生がすぐ見せてと言った。 もう息はしていなかった。。。 泣きたかったけれど不思議と覚悟はできていたせいか ちゃんと先生や看護師さんたちに「ありがとうございました」 と冷静に言っている自分がいた。 抱っこが好きな子だった。 もっといっぱい抱っこしてあげたらよかった。。。 無くしてからああしたら こうすればと思っても もう遅いのは身に沁みてわかった。。。
未だ原因はわからず。 パルボではないといわれつつも何かのウィルスの可能性も高いとのこと。 あとは自力でご飯を食べられるようになるのが回復の前提といわれ 家に帰るまでは溢れそうな涙も堪えた。
家に戻り一匹が固いご飯を食べた。 もう一匹のこくろうは食べたそうに近寄るけれどまだ食べなかった。
それが唯一救いでした。
他の子達にも免疫をつけるためのインターフェロンを処方され 帰ってくる間に溶けていたので 無心にみんなに飲ませた。
電話したかった。 メールしたかった。 だけどそんな話し聞かされて気持ちいいわけもない。 頑張って 今出来る全ての気力で耐えた。
でも時間は待ってくれない。 無責任に自分の力を過信して引き取ったことがあだになった気がした。
母を迎えに行く約束をしていたので また父にも実家に行くと言っていたので 涙も渇かないまま母を迎えに言って 夕飯を作った。
先週立て続けに急死する猫のこともあり 出かける気力もなくただ病院にいくことが精一杯で 数日実家に行かない日が続いた。。。 数日振りに実家に行くと まだ風邪が治りきらず 咳き込んでる父がいて 冷蔵庫には母に持たせようと買ってあった 母の大好きな和菓子や果物がいっぱい詰まってた。
だから今 なにがあっても自分の身体が動く限りは 母を連れて夜は実家にいかなきゃいけないと思う。
一日に2万のお金が猫にかかる。 死なせると埋葬料もかかる。 萌になんてそんなお金だせるはずもなく 親に頼るしかない現実。
実家から帰るとこくろうが久し振りにお出迎えしてくれた。 そこまで回復してくれたことが救いとも思う。 缶詰も少し食べた。 もうこれ以上死なせたくない。
今日は母が何度も便意を催して実家でも2回 おトイレの介助をして それもあっていつもより実家でるのが遅くなった上に ホームまで送って部屋までついてきてというので 寝る用意してる途中でまた便意を訴える。 肛門もゆるんできてるせいか もうすぐに漏れてしまう。 母は何度も「ごめんね」という。 ホームには勿論夜勤の職員さんもおられるのだけど 母の意志で萌に始末を頼まれる。。。
もう慣れた。 汚いとか嫌悪は感じない。 認知症のひとにはなるべく頑張ったねと声をかけ 励ますこと 認めることが進行を少しでも遅らせられると聞いたから。 いつも「えらいね」「こんなこともできるようになったんやな」 って常に親が子供を誉めるみたいに接してる。 ホームにいる以上 身内がここまで関知する必要はないといわれるけれど 今出来ることをしてあげないとってただそれだけを思うから いつもは我侭を聞いてあげることはできないけど 出来る限りのことはしてあげたいと思う。
悲しいことばかりだけど ほんの少しうれしいこともあったんだ。 以前の萌は縋ることしかできなくて 必要とされることに負担を感じて なにかある毎病気と障害のせいにしてきた。 今は少しは変われたかな この気力がいつまで持つか自信はないけれど 無くしたものを取り戻したくて 止まってた時間をもう一度巻き戻して 許されるなら今まで出来なかったことを もう一度やり直したいと思ったの。 戻れる可能性は限りなく0に近いのかもしれない。 だけど全く0ではないのだから 99%だめでも 残り1%に賭けて今の自分を変えたいと思った。 必要とされ受け入れられることが必要だけど 今こんな状況になってからやっぱり大事だったものが 少しだけ見えてきたんだ。 現在を乗り越えるのはどうしても一人ではダメで 弱さのせいなのは自覚してるけれど 本当に必要と思うから 取り戻す努力はしたいと思う。
死んでいく命はどうやったって戻りはしない。 ただ今を乗り越える力が欲しいと切に願ってる。 必要なものはたったひとつだけなんだ。。。 もう欲張ったりしない。 頑張っても頑張ってもダメだったら きっと諦めもつくし別な道も見えてくるかも知れないから。
数日振りにメッセを立ち上げた。 誰かと話したいと思ったわけじゃない 今は苦しさからでる弱音と愚痴しかでないから。
そしていくつか溜まっていたメールの中に ここを見てくださってるという方からのメールがありました。 気付くのが遅くて数日遅れのお返事になったけれど 今まだ考えてちゃんとした言葉も綴れなかったけれど その方のメールに励まされました。 見も知らぬ誰かがここを見てくださって 励ましの言葉と感想を下さった。
ここにいることを認めてくれる方がいる。。。 言葉に言い表せない感動を頂きました。 自分の居場所はちゃんとあるって 生きてていいんだって こんな稚拙でだらだらと思うがまま書いてる場所でも 見てくださって応援して頂きました。
本当にありがとうございました。
BBSのお返事遅れているけどRちゃんにもありがとう。
たくさんの人にありがとう。
そしてこんな萌を許そうと前向きになろうとしてくれてる人に ここでは届かないけれど ありがとう。
オスカー.ワイルド作 より
王子様は銅像で、生きているときはやりたいほうだいでした。
銅像になって、ある日目覚めて町の様子を見ると、貧しいことや虐げられていること、つまり、世の中の不条理の中で苦しんでいる人々の姿が目に入ってきます。
王子様は、自分の目や剣にはめ込まれている宝石や体の金箔であの人たちを自由にしてあげたい、幸せにしてあげたいと強く願うようになります。
いわば死んでから、本当の生き方、愛の心に気づいたわけです。しかし、その時に自分は動けない。そこで、ちょうど自分の肩のところに止まったつばめに頼むわけです。
「悪いけれども、ちょっと用事を頼まれてくれないか。私のこの辺のダイヤをくり抜いて、ほら貧しいお針子さんがいるだろう。あの家に持って行ってくれないか、一つでいいから。」
つばめは南の国に帰ろうとしているのですが、一つぐらいならいいだろうとお使いをします。そのうち、何度もお使いが重なって、王子様はだんだん惨めな姿になっていきます。
「王子様、私にはもうできません。あなたはどんどんボロボロになっていくじゃないですか。」
「それでもいいから持って行ってくれ。」
と王子様は頼むわけです。
つばめは、もう帰らなければならないのに、王子様の気持ちを考えるとそうもいきません。もう友達はどんどん帰って行ってしまいます。
王子様はついに自分の目玉の宝石もくり抜いてあげてしまいます。もう、めくらになってしまったのです。そのとき、つばめは決心します、ボロボロになってしまった王子様の目の代わりとなってここに残ろうと。でも、それは、死を意味することだったのです。
雪が降りました。雪の降った後は霜も降りました。道路はまるで銀でつくったように、キラキラ明るく輝きました。長いつららが、すいしょうの短剣のように、あちこちの家の軒先から下がりました。誰もかれもが暖かそうな毛皮を着て表を歩き、男の子たちは赤い帽子をかぶって氷の上でスケートをして遊びました。
かわいそうな小さなつばめは、冷たく冷たくなりましたが、それでも王子の側を離れようとはしませんでした。王子のことを、それほど好きになってしまったのです。
つばめはパン屋の戸口のところで、パン屋が見ていないすきに、パンくずを拾って食べたり、体を温めようと羽ばたきもしたりしました。でも、とうとうつばめは、死の近づいていることを知りました。
やっとの思いでもう一度、王子の肩までとび上がると、
「さようなら、王子様」
とつぶやきました。
「お別れにお手にキスをしてもいいですか。」
「よかったね。とうとうエジプトへ行く気になったんだね、小さなつばめ。」
王子は言いました。
「君はここに長く居すぎたようだ。さあ、私の唇にキスしておくれ。私は君が大好きだ。」 「行き先はエジプトではないのです。僕の行くのは死の国なんです。眠ることと死ぬことは兄弟みたいなものでしょう。」
そう言うとつばめは、幸せの王子の唇にそっとキスをして、その足下に落ちて死にました。その時、不思議なカチッという音が、銅像の中から聞こえました。まるで何かが壊れたような音でした。それは、鉛の心臓が真っ二つに割れた音だったのです。それほどひどい霜でした。
次の朝早く、市長が議員たちと一緒に下の広場を通りかかりました。円柱を過ぎようとして市長は銅像を見上げました。
「おやおや、なんて幸せの王子は見すぼらしいことだ。」
市長は言いました。
「実際、なんて見すぼらしい。」
と議員たちも大声で言いました。この人たちは、いつでも市長と同じことを言うのです。そして、皆で銅像を見ようと近寄りました。
「ルビーが剣から落ちている目もとれているし、金もすっかり剥げている。」
市長は言いました。
「まったく乞食も同然だ。」
「乞食も同然だ。」
議員たちも声を合わせて言いました。
「それに、足下に死んだ鳥が落ちている。」
市長は言いました。
「鳥はここで死んではいけないと布告を出さなければならないが。」
それを書記が書きとめました。そして、皆で幸せの王子の銅像を引きずり下ろしました。
「もう美しくはないのだから用はない。」
大学の美術の教授が言いました。
それから、銅像を工場のかまどで溶かしました。市長は会議を開き、溶かした金属をどうするかを決めようとしました。
「もちろん、別の銅像をつくる。」
と市長が言いました。
「その銅像は私のにしよう。」
「私のにしよう。」
と議員たちがバラバラに言いました。そして、言い争いが起こりました。その争いは未だに続いているそうです。
「不思議だな」って、工場の監督が言いました。
「この二つに割れた鉛の心臓は、かまどの中でも溶けないので捨ててしまおう。」
そこで鉛の心臓はゴミの山に投げ捨てられました。そこには、死んだつばめも捨ててあったのです。
「あの町で一番大切なものを二つ持ってくるように。」
と神様が天使の一人に言いました。その天使は、鉛の心臓と死んだつばめを持ってきました。
「それでよい。」
と神様は言いました。
「天国の私の庭で、この小さな鳥がいつまでも歌えるように。そして黄金の私の町では、この幸せの王子がいつまでも私を讃えていられるようにするつもりなのだから。」
いるのかな。。。神様なんてね。
ぼくの体が不自由なのは
神様が、ぼくなら平気と思ったからだ
ぼくは神様にえらばれたのだ
この詩を見て 心が打たれる想いがしました。
今は平気なんかじゃないけど いつかこんな風に思える人になりたい。
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