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2007年12月15日(土) もってけ!れだーほーぜん


今日は友達のルドと遊びました。
酒飲みながら、仕事やら陪審員制度やらNHKのシュールさと人間の業やらタスマニアンデビルの染色体異常についてダラダラダラダラ6時間くらいしゃべってたんですけど、急に「動物園の飼育員っていいよね…」という話になぜかなり、飼育員妄想をふたりでずっとしてたらなんか本気で感動してきてしまい、架空の飼育員がだんだんリアルになってきて彼の身に起こる様々な事象がとてもせつなくなって、
「ヤベー胸が痛い本当に痛い心の奥の柔らかいところが痛い」
「キュン死する…!」
と涙目で大変盛り上がりました。
妄想でここまで感動できるってちょっと頭がおめでたすぎるひとたちだよ…!はたから見たらたぶんものすごく気持ちわるいよ…!
この行き場のないエネルギーをどうしたらいいのかちょっとわかりません。とりあえず動物園行こうかな…

ルドといるとものすごくいいアイデアが毎回浮かぶので、いつか何かの仕事を一緒にしてみたいなーと思います。



ところで今日の目的はメガネスーツ喫茶でした。
最近ルドといろんな喫茶に行きまくってます。行ってもあんまりときめいたり癒されたりとかしないのですが、ふたりとも凝り性で学者肌なところがあるので、行って調査して評価をするという過程が楽しくてしょうがないです。メイド喫茶3軒・妹喫茶のはしごは前に書きましたが、それに引き続き乙女喫茶(再訪)、ギム○ジウム喫茶、そして今日のメガネスーツ喫茶。でも噂の執事は行ってない。

今日のメガネスーツ喫茶は、「社長を訪問したら不在で、その代わりにメガネスーツの秘書が待ち時間にお相手してくれる」とかいう妙な設定。まあそんなこと言っても所詮は普通のカフェなので普通に注文して普通に金払うんですけどね。私は会社でいやになるほどメガネ+スーツを毎日見てるので特に興味はなかったんですけど、ルドは毎日見ても足りないほどメガネもスーツも大好物というので熱意に押されました。
店は池袋のビルの地下。入ったときの対応が普通のカフェだったのが不満でしたけど(やっぱり「桐野様ですね、お待ちしておりました、いつもお世話になっております」みたいなのがほしいな〜)、なぜかカウンター席に案内されました。ラッキーみたいです。そしてカウンターでコーヒーいれてるドジッ子のメガネスーツが担当になり、名刺交換したりしました。まだ会社で働いてない時とかだと楽しいかもなー、こういうの。
まー通いつめることはないでしょうけど店員、と言うか社員、がみんなフレンドリーで、ギ○ナジウム喫茶よりは全然よかったです。
ただみんな秘書らしいので、もっと経理とか総務とか、外回りの営業が急に帰ってくるとかそーいう演出があるといいなーと思いました。以上。


ちなみにギムナ○ウム喫茶。私は思春期に萩尾望都とか竹宮恵子をわんさか読んでいたため、ギムナジ○ムはドリームというより、むしろ当然というか生活の一部というか確固たる存在みたいな感じです。
なのでそんな喫茶ができたときいたときはグッジョブ!ギムナジウム最高!と思って楽しみにしていたんですけど、これがなかなか……。店に入るのにやたら手続き(入校手続きらしい)に時間かかるし、せっかく時間かけて名札書かされるのに名前を呼ばれることは一度もないし、なんだか学生服らしいのを着た弱々しいひとがうろうろしていて、注文をさんざん間違えたりしながら量が異様に少ないランチを運んできたりして、ルドも私も「どう反応したらいいのだ、ここは…」とわけがわからなかったです。
しかし店員(学生という設定)はちょっとひまがあると学生同士でふざけたり、窓辺で本を読みながらたそがれたりしなければいけない「決まり」らしく、無理矢理感が見ていてちょっと笑えました。しかしたそがれながら読んでる本がいくら洋書とはいえ「くまのプーさん」だったりして、「違うだろそこはハイネかリルケの詩集だろーーー!」とイライラ。
なんだか詰めが甘いのだよ…!
ちゃんと店員みんなトーマの心臓とかよんだのかな…


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