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2008年03月09日(日) 俺たちはほんとうに孤独で、人生は短い


すっかり気候が春です。
春って妙にいろいろ始めたりしたくなりますねぇ。

今日は14時頃までぼーっとしてたら、最近ソロ活動なんかしちゃってる友達から急に「これから家いくよー」と電話がきて、家に遊びにきました。急にといっても1時間以上かかるのでとりあえず片付けはできた。根本的な物の多さは仕方がないとしても、散乱してた西田東と今市子とすももm(以下略)あたりは姉の部屋に隔離できてよかった、めでたしめでたし。
まーそんなわけで家に来て犬と遊んでシュークリーム食べてギター弾いて、近くの公園に遊びに行ってまたギター弾いてたら、友達が急にかしこまって言うわけよ。

友「今日は桐野さんにプロポーズをしに来ましよった」
桐「来ましよった?!」

残念ながら友達はいいところで噛んでました。
私も残念ながら前半の単語より後半の噛んでる方を気にしてしまった。
といっても、もちろん普通のプロポーズではなく「一緒にバンドやらないか」というお誘い。でもまあバンド結成はよく結婚と例えられるからプロポーズという表現もあながち間違いではないんじゃないかと思う。楽しいことばかりじゃないけど、でもできれば楽しく、なかよく厳しく信頼しながら一緒にやってこう、てことだしね。
わたしもやってみたかったので、とりあえず何度か試しに練習することにしましたけど、わたし最近あんまり楽器触ってないからなー…ちょっとどうなるんだろうなー…

「そういや楽器何にしようね〜。桐野さんギターやる?」
「あー…わたし捕手やる」

というふうにおおふりに魂を奪われたりもしてるし、大丈夫なんでしょうか、このひと、バンドできるんでしょうか。

でもバンドってほんとに楽しいので、誰しも一生に一度はバンドを組んでみるのもよいのではないかと思います。イライラしたり絶望したりすることはたくさんあるけど、それでもやっぱりバンドは楽しいし、できれば続けてみたいです。
バンドのどこが楽しいのかは人それぞれだろうけど、とりあえず私が好きなのは、適当にジャムってるうちにいろんなフレーズが生まれたり死んだりするとき。それから、メンバーと目を合わせなくても次に何をすればいいのか、どんな音を出せばいいか、盛り上げればいいか盛り下げればいいか、わかったりする、そういう「アレ?今のこれってミラクル?テレパシー?」みたいな瞬間です。
The Bandのアルバム「Northern Lights Southern Cross」のライナーノーツにあったインタビューに、「この曲ができたときは、みんなで虹の向こうに行ったみたいな気分だったぜ」とか書いてあったんですけど、まさにそれだよ、虹の向こうだよ、と思いました。

ライブを見に行って、あまりのすごさに「持ってかれそうになる」って感覚はけっこう経験あるかもしれませんが、そのとき演奏してるメンバーはもっとずっと遥か遠くまで持ってかれてるんだろうなぁと思います。
虹の向こうまで行けるのは、本人たちだけの特権なのよね。



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