モリハルゆ記

2004年07月14日(水) トレード前夜

 大阪近鉄バッファローズの選手は「エエ〜ッ!」と思っただろう。勿論、オリックス・ブルーウェイブの選手も。自分の所属しているところが、無くなってしまうとか、吸収されるとか、統合されるとかを、仕事始めの月曜朝一番に聞いたら、まさに『鳩が豆鉄砲食った』表情になるんじゃないかな。私の今週はそんな感じでスタートした。

 私のお仕事は一言で言うと『生命保険を販売している』なのだが、その組織体系と収入体系はちょっと変わっている・・・と、思う。大きな会社組織の正社員なので、ケッコー福利厚生なんかいいのだが、賃金は完全フルコミッション。読売巨人軍の選手だが、毎年確定申告してます、と言うのによく似てる。ま、そんなにカッコ良くないけど。

 ジャイアンツの選手でもシーズンオフに「君、明日からトレードね」なんて言われちゃうコトあると思うのだが、まさに私、今、その状態です。

 ウチの支社は第1営業所から第7営業所まであるんだけど、わたしが今日まで所属していた第5営業所がイロイロあって明日無くなることが今週の月曜に通達されたってワケ。「なあんだ、同じ会社の中の異動じゃない」と言うのとはまるで違う。その営業所毎が、ジャイアンツでありタイガースでありライオンズ、というくらい違う。「同じ生保じゃん」と「同じプロ野球じゃん」という感じだ。

 で、明日がトレードの行き先決定なのだが、何処に行くのかまださっぱりワカラン。月曜から今日水曜まで粛々とお仕事しました。その中で自分自身一つの結論が出たね。

 プロ野球の選手が与えてくれるのは『夢と希望』という言葉だけではなく、観客・視聴者がその戦いの中に『自らの身を置く』ということことなんじゃないかな。そして我々営業マンは、『お客様の利益』とか『お客様の為になる』というのではなく『お客様の立場になる』ということが大事なんじゃないかな、と。

 明日は何処にトレードされようとも、その結論は忘れんようにしとこうっと!


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