モリハルゆ記

2007年09月16日(日) 鰻パワー

 その日、いい仕事したと思う。1年がかりの、モリハルにしては大きい案件なのだが、もうちょいでご契約となる筈だったのが横槍が入り、半月程停滞してしまった。待っていては埒が明かぬと先方に伺い、打開策を打ち出した。先方の担当窓口である専務取締役に安堵の色が浮かぶ。まるでモリハル、月9ドラマの主人公みたいじゃないか!

 ドラマ並みのお仕事を終え、浜田山のサミットに寄った際にもモリハル、まだ興奮の余韻が続いていた。「今夜のディナーは奮発しちゃおうかな」という勢いで鮮魚コーナーに向かうと、「お待ちしておりました、ご主人サマ〜!」と、そいつは陳列されていた。『鹿児島産鰻の蒲焼』なぁ〜り〜!しかも、主人公モリハルの活躍を祝するかのように『50%引』ときた!



 「買うしかない」迷わず1パックを買い物カゴに放り込んだ。生まれは諸外国かも知れぬが、最終加工地は今や浜名湖有する静岡県を抜いたのではないかと巷間噂されている九州は鹿児島県、身がふっくらしており、照りもキレイで、お値段880円の『50%引』ときたら、アナタ、買わずにおられようかぁ〜!

 『鹿児島産鰻の蒲焼』を買い物カゴに放り込んでから、3歩目を踏み出す前に180度ターンをした。「2パック買っても、1パックってことじゃん!」さらにお酒コーナーに歩を進め「880円浮いたってことは、それでウィスキーも買えってコトだよ!」と、お気に入りのボトルも買い物カゴに放り込む。今夜の晩餐に花を添えたな。



 最近のレジでは、店員さんが商品のバーコードを読み取り機にかざすと同時に価格を読み上げてくれる。その声にモリハル我が耳を疑った。「鰻の蒲焼、50円引きになります」んんん?50円引きと言ったような気が・・・?代金を支払い、商品をレジ袋に詰め込むカウンターに移動して、レシートと『鹿児島産鰻の蒲焼』を見比べた。レシートには『ウナギのカバヤキ 830 × 2』と印字され、『鹿児島産鰻の蒲焼』には『50円引』のシールが貼付されているではないか。「しもた〜!」



 その夜、一家3人で2パックの『鹿児島産鰻の蒲焼』を堪能しました。翌日、大量の鰻パワーが効き過ぎたのか、モリハル体温39.7度の高熱になりダウン。(注:奥さんと娘の唯ちゃんは、なんと平熱!)さらに翌々日まで鰻パワーが抜けずに、月1回通っている『書道教室』をも休むハメになってしまいました。恐るべし鰻パワー!


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