今年の正月は、22歳になる息子貴志、20歳になる娘なつみとは顔を合せなかった。バイト、その他諸々、忙しかったらしい。
前の奥さんと茨城県の土浦で暮らしている子供たちとは、別れてから盆暮れとかゴールデンウィークとかで会い、東映マンガ祭りだぁ、原宿だぁ、渋谷109だぁで、つかの間の再会をしてた、というか振り回されていた。だが、さすがに大学生ともなると、東京の大学に通っているということもあり、勝手に行っているんだろう。以前は「魂抜かれるから一緒に行って!」なんて頼ってきたんだけどね。
テレビドラマなんかで、「盆暮れに帰ってこんとぉ、何やっとるばい!」(方言合っているかな?)と、故郷に住む親が、東京に住んでいる子供に怒って電話しているシーンがあるが、このごろその心情がわかる。親頼っているときは「面倒くさいな、早く大きくなれよ」という気持ちがどっかであるんだが、子供が親を頼らなくなると、「まだまだひよっこのくせに」なんて、ちょっと淋しくなるもんなんだよ。
年明け、1月も半ばになって、ようやく新年初顔合わせをした。貴志とは昼飯食べて、介護施設にいるモリハルのお袋さんとこ面会しにいった。なつみは、その晩モリハルの家に来て、4歳の妹唯ちゃんと遊んでくれた。しかも「41歳のカレとは別れて、同じ歳のカレと付き合い始めた」というお土産と、成人式の写真も持参してきた。
あと2年で、前の家族への養育費と土浦の家のローンが終わる。貴志は1歳年上の現彼女と結婚してるかもしれん。なつみのカレは年下になっているかもしれん。唯ちゃんは小学校2年生で好きな男の子ができているかもしれん。ま、たまにはみんなでメシ食おうよ!
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