| 2004年10月08日(金) |
ガイア2005年4月解散�� |
最近は女子プロレスを会場へ行って実際に観戦する機会が殆ど無くなった。 情報収集はSAMURAIテレビ、GAORAやESPNの録画、プロレスマスコミ、 ネット、友人からの伝聞に限られている。 そのため以下には、無知、認識不足、誤解も多いだろうし、 また独断と偏見に満ちてもいるだろう。 が、女子プロレスを含む女子格闘技全般が好きな者として よしなし事のあれこれ。
女子プロレス界が、多団体時代といえば聞こえはいいが、 実質的には零細化時代というような時代を迎えて久しい。 その上に現在はフリー選手も増え、 更にそれらのフリー選手が集まって作るユニットなる存在もあり、 一体どのような構図になっているのか中々見えづらい。
そんな中で、おそらくこれだけは確実と思われることが一つ。 それは「女子プロレスは衰退に向かっている」」ということ。 別にこれは目新しい話でも何でもなく、ずっと言われ続けてきた ことではある。
私は女子プロレスは時代の中で一つの役割をもう十分に果たし、 これからは女子格闘技の時代に入ると数年前から思ってきた。 だが、そう思いながらも、どんなに観客が少なくても一生懸命試合 している選手たちを見ていると、彼女たちは本当に女子プロレスが 好きなんだなあと思う。そしてそういう彼女たちが何とか報われて ほしいと願わずにはおれない。 ガイアの解散宣言を知る前には、女子総合格闘技が主流になり、 女子プロレス界は以下のような形で収斂されていき、 細々と存続していくのではないかと思っていた。
1 ガイア 試合と演劇的な要素を併せ持つ伝統的な女子プロレスのスタイル。 女子プロレスの歴史の中で一時代を築いた有名選手が多く在籍。若 手が育たない、ロートルばかりという批判は受けながらも、 最も集客力がある。興行においては集客力が全てであると言っても 良いだろうから、その意味では一番の勝ち組。 特長はターゲットが女性であり、事実、女性ファンが多いこと。 ただし、長与千草の引退とともに団体をスパッと解散するのではないか。
2 NEO、JWP、A2Z、ユニット、フリーなど このグループが女子プロレスへのモチベーションは一番高く、 一番努力もしているのではないかと思う。 また、ファンの(プロレスに対する)要求も高いため、 必然的に試合のレベルも高くなる。 適度なエンターテイメント性もある。 特長は男性ファンが圧倒的に多いこと。 私はNEOとJWPの試合しか見たことが無いが、 特別に男性客を意識した試合形式や興行形式を取っているわけではないし、 セクシーな見せ方をしているわけでもない。 (セクシー路線というなら一時期のLLPWだろう)。 それなのに、何故男性ファンに受けるのだろうか? よくは分からないけれど、一つには彼女たちの一生懸命さ、けなげさ、 ひたむきさというのが彼らの保護本能を刺激するのかもしれない。 非常によいファンをこのグループは持っていると思う、それが彼女たちの 一番の強みだろう。
ただ、今のような不景気の時代では、しっかりした資金力がなければ 団体を存続していくことは難しい。 選手たちは本業は別に持ちつつ、大会開催毎に集まって 細々と存続していくということになるのではないか。 頭脳と財力のあるプロデューサーがこのグループを上手にまとめる ことが出来れば、面白いものが出来るだろうなあと思うが それははかない夢。
3 LLPW 試合の質や大会の出来よりも神取忍というテレビ露出の多いスターと 話題性を中心に独自のカラーでエンタメプロレスを展開していく。 コアなファンを除くと、男女のプロレスファンよりも スポンサーがらみの招待客、一見客をターゲットとする。
こう書くとLLPWに否定的な意見のように思われるかもしれないが、 実は私は女子プロレスが経営的に成立して生き延びていくには この方向性が一番いいのではないかと思っている。 今の時代、女子レスリング、女子柔道、女子ボクシングなど スポーツとしての格闘技の楽しさが広く知れ渡っているのに、 今さら「女子プロレスは真剣なスポーツです」と言っても白けるばかり。 一方に総合を含めた女子格闘技があるならば 一方にあるのはエンターテイメントに徹した女子プロレスでなければ 興行的成功は見込めないのではないか。 だから、私はとかく批判の多い「おかまレスラー」の参戦も 可だと思っている。何だって面白く見せてくれればいい。
だが、それは本当は、単に試合を見せるだけよりも もっと高度なプロデュース力が必要であって、 言うほど簡単なことではない。 この方向での一番を目指すならライバルはアレグリアであり、 モーニング娘であり、お笑いバラエティであり、月九である。 現在のLLPWではまだまだ。
せっかく知名度のある看板選手がいるのだから、 思い切った手を打って激しくて面白いエンタメプロレスを展開し、 後楽園ホール丸ごと借り切ってくれるスポンサーが着くくらいに なってほしいものだ。
*全日本女子プロレスがどこにも入っていないけれど、1と2の中間に 位置するのではないかと思う。ガイア解散の後はガイアに代わる立場に 着くことなく2の方に収斂していくような気がする。
などと勝手な妄想を描いていたのだが、 ここに来て突然のガイア2005年4月解散宣言である。 詳しくはこちら
|