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■ 及第点。
結局。 この日は朝が早かった。 真冬を思わせる、日の出前。 空を見上げて...「まだねているのだろう」と思う。
遠い空の向こう、休んでいるのだろう... そして私が仕事をしているころ起きる。 いま私が居るこの場所に、仕事に向かうために。
実は戻るのがとても怖かった。 話すことも怖かった。 怒られる... 望まれるものとは違う「恐怖」に怯えていた。
一通、メールを送った。 何を送ったのか、忘れてしまった。他愛もない文。 メールが帰ってきて、一緒に今日の夜呼び出された。 昼前だったと思う。
そんなの急に言われたって無理だ。
...しかし、私の仕事内容を覗いているのか... 今日の出勤がとても早かったため、 明日は少し遅出を許されてた。同じ駅で降り、 私が一度帰宅して着替えて仕事に向かう位の 時間の余裕があった。だから...どうにでもなった。 でも、仕事を終わるまでどうにも出来ないので 終わるまで、行くとは言わなかった。 意地だったのだと思う。
終わったのは九時半。 7時半過ぎにメールが来ていた。 ...移動時間は省いてもらうとして一時間半...。 待たせてしまった...あまり宜しくない...。
電車で更に移動。 朝早かったので、電車の揺れで意識が揺らいだ。 話し掛けてきているのは判るけど... 聞き取る前に自分の意識が飛んでいた。 次の駅を知らせる、電車のアナウンスだけが響いた
電車を降り、買い物をして部屋に入り お風呂の準備をして止めて、ごはんを食べる。
最近、半身浴を頑張っているらしい...主様。 でも、私は全身浴が好きなんです。 肩こりだから肩を温めたいんです。 (濡れたタオルを肩に掛けてお湯を掛けるという 方法もあるのは知っているのですが...)
漫画雑誌を片手に半分だけ入った湯船に浸かる。 半身浴してる湯船に私が入ったらお湯増えるでしょ... シャワー浴びて出ようとしたら案の定止められて お湯が半分の湯船を2/3位まで増やす。
熱気に負けたのか、先に上がる主様を横目に、 肩まで浸かってしばらく身体を休ませる。 お風呂をあがり、髪の水気を切って部屋に戻る。 首輪を差し出し、付けて頂く。
カチャっと鳴る音はいつものように、 大きく、はっきりと聞こえる。
挨拶をする。 呼ばれて腕の中に入る。ご奉仕の命令が下るけど なかなか動き出せないで居る。ひっかかりが取れない。 主様がキスでひっかかりを取ろうとする。 指が身体を触れていく。 取られる瞬間に怖くなって突き放して、何かを言おうとする。
「言わなくていい。」
そう言われて再び抱きしめられて あとは御奉仕を出来たと思う...。
引っ張り上げられ、跨る。 「ご褒美だ...」そう言って与えて下さる。 はじめは漏れるのが怖くて押し殺していたはずなのに 声はストッパーが外れて、大きくなっていて。 何度も絶頂を迎えて、体の疲れも重なって 体がフラフラになっていく。
触れたり触れなかったり微妙なタッチで焦らされて 「どうして欲しいかいってごらん?」 言えなくて、焦らされるのに感じてぁぅぁぅしか 言えてない状態で...何かが弾けた。
「一人にしないでぇぇ!!」
同時に主様が一番奥まで入ってきて 最後に絶頂を迎える。
首輪を外される音を聞きながら意識が目覚めていく。 シャワーで流して、一緒に休む。 今日は触られてたのかどうかは定かでないけど 私が目覚めることなく、朝がきた。
2004年06月02日(水)
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