せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2001年12月24日(月) SOMAひとり芝居小作品集「SOMA NIGHT」 フライングステージ稽古


 Merry Christmas!

 今日はクリスマスイブ。
 フライングステージは、特別なイベントもなしに、今日も稽古です。
 この間、エスムラルダさんと「自分のために使う12月がほしいよね」という話をした。
 って、勝手に忙しくしてるだけなんだけどね……
 ていうか、「言い訳として」忙しくしてるのかもしれない。
 
 昼間は、下北沢に舞台を見に行きました。
 SOMAひとり芝居小作品集「SOMA NIGHT」@OFF・OFFシアター。
 SOMAさんは池袋演劇祭の常連さんで、ずっと昔から知ってたんだけど、舞台を見るのは、今日が初めて。
 今回演出を担当してる亀井くんからご案内をいただいたので。ありがとうね、亀井くん。
 第1部は、短編集。
 SOMAさんは、昼休みに公園で別れた彼女に送った指輪のことを考える会社員だったり、水たまりのボウフラだったりする。
 一人芝居なんだけど、たとえばイッセイ尾形あたりと違うのは、一人で何役もやっちゃうこと。
 僕が見ていて一番近いと思ったのは、白石加代子の「百物語」。
 もちろんセリフだけで、地の文はないんだけどね。
 どんどんいろんな役になっていくそのスピーディなかんじがよかったなあ。
 カラダをきっちり使っていてね、お話自体はさもない物語ばかりなんだけど、彼女が自分のカラダを使いこなしてるようすを見てるだけでもけっこう楽しめる。
 一番面白かったのは、「ある母親の告白」っていうお話。
 近頃の母親はなってない……ていう話をしてる一見、しっかりしてそうな母親が、「いい母親だと思われたい」ばっかりに、自分の子供を虐待していく、牛乳に漂白剤を混ぜたりとかしてね、その告白。
 これは、セリフのしゃべり方、演じ方もとっても白石加代子風だった。
 カラダだけでなくって、芝居もとってもていねいに組み立てる人なんだなあと思った。
 第2部は、ある喫茶店を舞台にした物語。
 SOMAさんは、喫茶店のママと店に集まる三組のカップルの男女、計7人を演じる。
 これはけっこう上演時間も長くって、見応えがあった。
 台本もうまく作ってあって、7人の人物のセリフと演じ分けが無理なく続いてる。
 ほのぼのとしたお話は、クリスマスイブになかなかいいかんじだった。

 下北沢で、gaku-GAY-kaiの買い物を少し。
 シンクロの場面で使う、ボーダーのTシャツを探す。
 なかなか見つからなくて、結局、ユニクロのキッズでゲット。
 身長150?用っていうのをとりあえず1枚。
 着れるかどうかわからないからね。

 夜は、稽古。
 全員揃ってるので、さくさく通してみる。
 その前に、一応、クリスマスなので、みんなでケーキを食べることに。
 新宿駅のコンコースで売ってる「らぽっぽ」のポテトアップルパイを2つ買って行った。
 アルピーナさんからは、クリスマスプレゼントの紅茶のティーバッグのかわいいパックを全員に。ノグもみかんをたくさん持ってきてくれた。
 稽古の前に、衣裳をそれぞれ着てみる。
 さっき買ったキッズ用のTシャツを着てもらったら、全然だいじょうぶで、びっくり。4人とも。
 近頃の子供は大きいってこと? まあ、4人ともスリムなんだろうけどね。
 で、通し稽古。
 今日は、初めからわりといいテンポで、軽く終わりまで運んだ。
 ホソカワくんとフッチーの新人二人が、着替え着替えで大忙し。
 一度通して、ダメ出し。
 細かい段取りがけっこう多いので、次の稽古で確認しようと話す。
 で、今日はおしまい。

 今日は、高市氏のバースデー。
 高円寺で、ささやかなお祝い。
 あれこれしゃべってるうちに、またしても「安いアイデア」を思いついてしまい、マミーに即実行(ていうか作成)してもらう。
 出来上がった、手型を捺した布は、かなりばかばかしかった。
 本番まであと稽古は2回。
 あとは慣れることかな?


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