せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年02月21日(木) 「Trick」稽古 7回目

 1時間遅刻して、稽古場へ。
 台本のオープニングを持っていく。4ページ。
 稽古場には、いつのもメンバー、プラス、ノグとキッちゃん。
 仕事で遅くなると言っていた、いっこうちゃんが僕のすぐ後ろを歩いてたそう。
 全員そろった。
 ノグによるしきりのストレッチのあと、「いつもよりも」大人数なので、みんなであれやこれやのゲームをして遊ぶ。
 キッちゃんは相変わらずいい味で、郡司君や青山さんからも、いろいろつっこまれてた。
 後半、台本をやってみる。
 まず、読んでもらって、それから、読み合わせをしてみる。
 登場してるのは、郡司君と僕。それから最後にいっこうちゃん。
 僕の芝居でありがちなオープニングの「お約束の説明」のセリフがいっぱいだ。
 郡司君は、僕と話しながら、同時に客席にも話をしていく。
 客席と話してしまうセリフは、「陽気な幽霊」や「Nude」「Love Song」でおなじみだけど、今回は、その中でも一番、手が込んでるかもしれない。
 しかも膨大な量だ。まだ4ページなのに。
 郡司くんは、オーボエを生演奏して、その後、しゃべりながら、楽器を片づけていく。それから車の運転。
 むちゃくちゃ盛りだくさんだ。これが全部できると、すっごいかっこいいよねと思って、つい書いてしまった。
 今回は、「まるで嘘のような」お話がくり広がっていくんだけど、その「嘘ばっかり」な世界をどこかでつなぎとめておきたいので、郡司君の役はとっても人間くさい人になってる。
 このところ、いろいろ聞かせてもらった話が、微妙にニュアンスをかえて織り込んである。
 最初の稽古の時に読んでもらった、とりあえず饒舌なだけのセリフとは違って、ちゃんと手応えがあった。
 青山さんは、ていねいに郡司君のアクセントのチェックをしてくれている。
 これからどうなる……という話をしているうち、僕が「サンセット大通り」のつもりで書いてたこの導入部が、みんなには「ロッキーホラーショー」のように伝わってることに気がつく。
 まあ、「ロッキーホラーショー」が「サンセット大通り」のパロディであったりもするのかもしれないんだけどね。
 でも、あ、そっちに行ってもいいんだ……と、ちょっとアイデアをもらう。
 10時までの稽古時間をぎりぎりまで使って、今日はここまで。
 次のページでは青山さんが登場している。
 早瀬くんの出番はもうしばらく先になってから。
 帰り道、青山さんの車で新宿まで送っていただく。
 同乗はいっこうちゃんと早瀬くん。
 芝居の話をあれこれと。
 高島屋の前でいっこうちゃんと二人おろしてもらって、どこか「季節はずれ」な気がするイルミネーションの前を通って駅へ。
 今日から、なぜか僕は花粉症が「全開」になってる。
 昼間、「今年ったら、花粉症、全然平気じゃない? ラッキー!」と思ったとたんに(!)、鼻がぐずぐずしだして、夜には頭痛までしてきた。
 自分のカラダの浅はかさに呆れる。意識してないときは平気だったのにね。
 部屋では鉢植えのヒヤシンス(紫)が満開。玄関先では、菜の花と桃がガラスの花瓶にささってる。
 どっちも、すっごいいい匂いなので、「こいつらのせい?」と疑ってみたけど、家の中より、外での方がつらいので、どうやらそうじゃないらしい。
 明日はどうぞ少しラクになってますように。ていうか、薬飲もうっと。


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