せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年06月06日(木) 法政大学 「陽気な幽霊」稽古

 小松川高校時代の恩師、中島浩籌さんが今教えている法政大学の教育心理(教職課程)で、話をしてきた。
 一昨年も一度やってるので、今回は二回目。
 八王子のキャンパスはめじろ台からバスで約10分。
 電車の長旅とバスですっかり旅行な気分。
 200人くらい入る大教室で、僕が話したのは、僕のライフヒストリーのようなもの。
 どうして僕はゲイというアイデンティティを手に入れたのか、十代の頃はどんなことを考えて暮らしてたのか。どうして「ゲイの劇団」なんてものをはじめたのか、などなど。
 大きな教室は、学生さんたちの反応がいまいちわからなくて、かなり心許ないままツルツルとしゃべってしまう。
 ほんとに届いてるんだろうかと思いながら、約50分しゃべり終えて、質疑応答の時間。
 今いち盛り上がらないまま、タイムアップ。
 教室を代えて、今度はふつうの部屋で「有志」のみの参加でおしゃべりをすることに。
 何人か来ればいいよねと思ってたら、約20人ほどが来てくれて、さっきの話の続きを、今度は彼らの自己紹介もありでいろいろと。
 やっぱり顔を見ながら、誰だかわかって話すのは、全然違ったおもしろさがある。
 集まってくれた、男子も女子も、みんなとってもかわいかったし(ほんと)。初々しかったしね。
 3時過ぎまであれこれとしゃべって、ようやくフランクに話せるようになったところで今日はおしまい。
 芝居見に行っていいですか?とか、パレードのボランティアスタッフ、やってみたいんですけど……等々、みんなうれしいことを言ってくれる。
 帰りは中島さんと二人で京王線を新宿まで、いい天気の昼間に空いた電車にのんびり座っておしゃべりというのは、なかなか贅沢な時間だと改めて思う。いつもなら、居眠りしてるもんね。

 夜から稽古。
 その前に、明日の夜の「ゴールドフィンガー」というイベントに募金係として派遣される実行委員のワカコさんに、ドレスコード「カウガール」用のカウボーイハットを受け渡す。
 デザイナーのマツウラくんから、「ひまわり」用にずっと借りてたのをそっくりね。
 会って話すのは実は久し振りだったので、阿佐ヶ谷の改札の中であれこれおしゃべり。
 パレードのポストカードを見てもらって、これからのスケジュール等をいろいろ確認する。
 で、稽古。
 今日も杉本さんが取材に来てくれてる。
 稽古は、ラストの柾の長台詞の確認をAB両チームにやってもらう。
 このクライマックスの台詞はとっても大変だ。
 「走りながら」しゃべっているというか、考えていることを、とにかくしゃべりまくる。
 ここでも、つるつるしゃべってしまわないようにと、ダメを出す。
 途中からは、主にマミーの稽古をひたすらに。
 久し振りに「みっちりと」稽古をしたかんじだったな。


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