せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2002年11月03日(日) 「HAPPY END」稽古

 今日は昼夜の稽古なんだけど、僕は夜から……
 西野さんの原作に全然ない場面はさくさく書けるんだけど、西野さんのラインに沿いながら、僕の世界を広げる、または、その二つを融合させなきゃいけない場面が、一番大変だ。
 正直、「力がいる」そんなかんじだ。
 久し振りに「うなりながら」台本を書いている。初めての経験で、書きながら「吐いて」しまってびっくりする。あわててトイレに向かい、胃薬を飲んで、落ち着かせる。
 何とか、一区切りをつけて、稽古場へ向かう。
 みんなはそれぞれ稽古をしてくれている。ほんとに申し訳ない。ありがとうね。
 8時過ぎにようやく稽古場へ。
 台本をくばって、さくっと読んでみる。
 入れ子の外側の芝居はかなりノリノリなんだけど、「純情」だったりするところは、かなり言葉の使い方が「日常会話」風になってる。しゃべる前に何かを思ってないとやりとりがなりたたない。
 ぎりぎりにずいぶん難しいものを書いてしまった気がしないでもないんだけど、これでやっていってもらおうと思う。
 そうじゃないと、芝居の構造が立ち上がっていかないのでね。
 稽古の後、いっこうちゃんやよしおは飲みに向かう。今日来てくれたイワイワも一緒に。
 僕は、昨日に続いて、歩いて高円寺まで。
 あれこれ考えることがいっぱい。

 みんなには、ほんとに感謝だ。
 協力してもらってる。
 ていうより、むちゃくちゃ助けてもらってる。
 だから、間違いなく、誰にも文句の言えない、いい芝居を作らなくてはと思う。
 劇中の台詞にもあるけど、「すっごい波瀾万丈で、ドキドキハラハラするんだけど、最後はハッピーエンドな。もちろん笑いあり、涙あり」のそんな芝居を。

 とここまで書いて、たまってた日記をまとめてアップする。
 僕はこの日記をサイトにじかに書き込むんじゃなくて、テキストで入力してから書き込んでる。
 それは台本を書く合間にもちょこちょこできるのでね。
 書き留めておいた分が少しあります。アップしないでほっといたやつ。
 といいながら、一番思い悩んでた10月後半が何もなし。
 ごめんなさい。
 これからは、毎日書くことを約束します。
 日記を書くヒマがあるなら、台本を完成に近づけて、稽古をして、台詞を入れる時間が優先……なんだろうけど、ほんの何分かだし、書くことで、自分をきっちり律することができるんじゃないかという、そんな気もしているので……。


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