せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年05月11日(日) Dotoo!(ドトォ!)「マンボ・ジャンボ」

 このところの急な寒さで、風邪を引いてしまった。
 あきらかに「ひき始め」といったかんじで、体中がいたい。肩やら、背中やらがミシミシ言ってる。喉も腫れてきてる。葛根湯を飲んで、水をがぶがぶ飲んで早く治すよう心がける。

 スズナリへDotoo!(ドトォ!)「マンボ・ジャンボ」を見に行く。
 「絶対鳥フライ」で一緒だった、ピエールくんこと杉浦理史くんが出演してる。
 スズナリでチケットを受け取ってたら、郡司くんと合流。あら、今日だったのね。
 一緒にご飯を食べて、いざ……。
 3組の全然違うグループが、公共施設の集会室を舞台にすれ違いとニアミスを繰り返す、ほろ苦いコメディ。
 1枚の「サマージャンボ宝くじ」が、後半、3組をよりあわせていく。
 人物から徹底的に距離を置いてる本の書き方が新鮮。みんなを突き放してる。
 これは台詞の書き方のせいだと思うんだけど、ねらい気味のギャグや台詞のねらった先が「ああ、そうですか」ってかんじで、笑いにまでいかない。その微妙なかんじがよしなのかもしれないけど、ちょっとくどかったかも。「ほら、ひねった、おしゃれな台詞でしょ?」みたいなかんじがだんだん鼻についてきた。
 役者さんはみんな達者。ピエールくんは、1組の家族の末っ子の役で大活躍。彼がいるこの「家族チーム」が一番おもしろかった。どうしてだろう? 同じような台詞なんだけどね。やっぱり役者の力なんだろうか。後半、ずっとそんなことを考えながら見てました。
 終演後、ピエールくんに御挨拶。そしたら、加治木くんと入山くんも来てました。まあ……。
 帰ったら寒気がするので熱を計ったら、7度7分。あらら……
 知恵熱だったらいいんだけどな。

 水野晴郎が週刊現代でカミングアウトしてる。
 「水奴(みずやっこ)」って呼ばれてるって話は聞いたことあるし、やっぱりね……ってかんじで、びっくり!ではないんだけども、いいことよね、これって。

 ちょっと補足。こないだの「扉を開けて、ミスター・グリーン」の作者ジェフ・バロンと劇中の人物の設定「似てるところ」っていうのは、「ハーバードを卒業してるところ」とか「アメリカン・エキスプレスに勤めてる(た)」ってところ。ほんとに「まんま」なんだよね。ちょっとびっくり。


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