せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年10月05日(日) |
「イヌの仇討」通し稽古 「おはなはん」「サラ」 |
「イヌの仇討」の通し稽古。 いつもは運動部でうるさい体育館が今日は誰もいなくて静か。 11時から衣装をつけて通してもらう。 もっと短くなるかと思ってたら58分というタイムが出た。 60分を超えると失格になってしまうので、カットした部分の復活についての提案はやめておく。 OBのコバヤシくんとシモジくんが来てくれる。 午後からの二度目の通しの途中からは昨日に続いてゴトウくんも。 このところついのめって見てしまっているので、文化祭以来初めて見る人の感想はとても参考になる。 それにしてもみんないい芝居をするようになったと思う。 中盤の弘樹くんの芝居で、僕は毎回ほろっとしている。
三年生のシダくんが、冒頭に出演することが決定。台詞は一つだけなんだけど、実にいい芝居をしている。さすがの三年生だ。
さくっと帰ってきてから、台本やらたまっている原稿やらに取りかかる。 昨日から腰がまた痛くなってきている。 椅子に座ってパソコンに向かってキーボードを叩くとき、力の加減で腰に力が入っているのかもしれない。 全身を使って打ってるってことなんだろうか、やっぱり?
夜中、テレビをちらちらと。 NHKアーカイヴスの「おはなはん」。樫山文枝がとってもきちんとした芝居をしていてびっくり。近所のおばさん役で出演の野村昭子(「渡る世間〜」でおなじみ)が、まだ40そこそこだろうにしっかりおばさんからおばあさんまで演じているのがすごかった。他には知ってる俳優が出てないというのも時代を感じさせるなあ。 小野田勇のきちんとした台本に心を洗われるような気がした。さすがは名作と言われるだけのことはある。 BS2で放送の、麻実れいと金田龍之介の「サラ」を少しだけ見る。芝居自体は期待していたほどではなかったが(ちゃんと見てないんだけどね)、番組冒頭の金田龍之介へのインタビューがとてもおもしろかった。 なんて勉強熱心な人なんだろう。地芝居からアマチュア演劇、新派、ミュージカル、商業演劇というキャリアもすごいが、「アクターズ・スタジオインタビュー」を見ているということにも驚き。「ロビン・ウィリアムズやハーベイ・カイテルならどうやるかと思ったりするんですよ」という言葉にも感動。
初日まで、あと45日!
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