せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年10月12日(日) 城東地区地区大会

 東高校での城東地区地区大会を見に行く。
 小松川の出番は今日の最後。8番目。朝から8本も連続して見る審査員はほんとに大変だ。
 午後から行って、城東高校の途中から最後まで。
 続いて、葛西南高校を見ているときに、顧問の小野先生に呼ばれて、控え室へ。
 照明担当のコマチちゃんの具合が悪くなったらしい。円香ちゃんもあたふたしている。
 「できそう?」と聞いたら、「少し休めばだいじょぶ」ということで一安心。
 みんなが準備で忙しいので、僕がその間、付き添い(?)をすることになった。
 葛西南と南葛飾高校がどちらも大幅に上演時間が短くなって、35分開演が早まってしまう。
 早く言ってよ!ってかんじだ。円香ちゃんはまたもあたふたして、弘樹くんに「落ち着け!」と言われたらしい。
 準備開始の十五分前にコマチちゃんと小松川控え室に。みんな衣装を着て、準備はOK。
 みんなで円陣を組むのに混ぜてもらって、いざ本番。
 三年生、そしてOBのみんなとわくわく観劇。
 芝居のできは、小さなミスがあちこちあったものの、なかなかいいかんじ。
 一杯道具で一時間暗転なしの舞台が、きっちり進んでいく。
 稽古場でずいぶん見てきたつもりのこの芝居の、複雑なスジが、とてもよくわかることに今更ながら驚く。
 今日は、上手側が定位置の御女中たちが、生き生きとした芝居をしていた。本番でいいかんじにはじけているのがとっても素敵だ。
 舞台に登場しないで太鼓を叩いているジョーと円香ちゃん、オープニングに登場して、あとはずっと裏にいる信太くん、最後の場面のためにずっとスタンバイしているノンちゃんとマイコちゃん、ほんとにみんなで作ってる舞台なんだなあと、閉まっていく幕を見ながらほろっとした。
 審査員の講評は、それぞれの登場人物が「外」からのはたらきかけで動いていくのがおもしろい、台詞があまりない役もいつも芝居をしていてすばらしい、一日の最後がきっちりしまったいい芝居で終わった、などと、とても好評。みんなとてもうれしそうだ。僕も、稽古場でこうしてほしいとみんなに言ったことが、きっちりできていたことに感動する。
 審査員に「たくさん稽古したんでしょ?」と尋ねられ、みんなが「!」と固まっているなか、こっくりと頷いている円香ちゃんの後姿が、とても印象的だった。
 帰り道、駅に向かう途中のコンビニで缶酎ハイを買って、一人で乾杯。いい芝居だったよ。みんなよくがんばった!
 
 初日まで、あと38日!


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