せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年08月14日(土) |
台本印刷 「ZANPARA」 |
先週、参加できなかった、台本印刷のため青年劇場さんに。 緑川くん、くまがいさん、それに青年劇場のみなさんと最終版の台本を印刷する。 レイアウトを変えた台本は、ぐんと読みやすくなった。
夜はザンパラ。綾瀬のこども支援センターに向かう。 小松川の男子たちが出ている。 客席で現役のみんなに合流した。
まずは、「蝸牛物語」に圧倒される。高校生の女の子たちが「かたつむり同好会」をつくるという話。 かたつむりのからを背負っている彼女は、レイプされた経験があって、「かたつむりはいいよね、守られてて」と話す。「帰るところあるし」。 別な彼女は、早くに両親を亡くして、白血病の妹を助けるため、売春をしている。 結果、彼女は、梅毒とエイズに感染して……。 かたつむりの彼女は、レイプにより妊娠してしまったことがわかり、でんでん虫の歌「角だせ、やり出せ、目玉だせ」を歌いながら、目玉をえぐり出してしまう……。 むちゃくちゃハードなお話が、二人の友人である主人公の眼を通じて語られる。 高校生の性の問題をこんなにまっすぐにとりあげたものをはじめてみた。 主人公が売春している彼女に、恋心を告白する場面の切なさはどうだろう。 42分の見事な作品。なんのてらいもなくぶつかっている高校生のすごさ。いいとかすばらしいとかじゃない、ただただすごかった。
ラストは、小松川の男子たちが出ている「みつばち」。 OBの信太くんもお調子者の悪役で登場。 主役はマサくん、弘樹くんも敵役の父親をきっちり演じている。
終演後、すぐに失礼する。ザンさんにだけ、さくっと挨拶。
綾瀬駅前から西新井までバスにのってみる。コミュニティバスというのか、とっても小さな車体。 知らない町がえんえんつづいて、迷子になった気分。 西新井駅前のビルディで夕食。ナシゴレンとグラスビール。ほっとひと息。
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