せきねしんいちの観劇&稽古日記
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午後から小松川高校の文化祭に演劇部の公演を見に行く。 結局、新学期が始まってからは稽古を見に行くことができなかった。 どんなふうになっているだろうかと、どきどきわくわく。 年に何度か、演劇部の公演のたびに会っているOBのみんなと再会。 年に何度かも何年もくり返していると、かなりしょっちゅう会っている親しい間柄に思えてくる。 広い体育館の一番前のブロックにみんな固まって観劇。 古城十忍作「肉体改造クラブ 女子高生版」。第一話「ダイエッター セリナ」第二話「ピアッシング 美咲」。 高校生が演じる高校生の生々しさというのはあまり感じられなくて、ただ、台本の台詞がやけに心に届くものになっていたのに驚いた。 それもやっぱり、役と演じている彼らの距離の近さのせいだろうか。僕は、何度も涙ぐんでしまった。まあ、かなり「親バカ」なせいもあるのだけれど。 一話と二話の間の転換が、懐中電灯を使ったとても美しい場面になっている。全三話の原作を二話でおしまいにする演出も工夫してあって、なかなかよかった。 初日の緊張かやりとりがなかなかなりたっていない、台詞を順番に言い合っているだけになってしまっているところが何カ所かあったのが残念。地区大会に向けて、がんばっていってほしいと思う。 終演後、すぐに学校を出て行かなくてはいけないということで、OBのみんなで駅前のビルディに。現役の子たちが少し遅れてやってきて、恒例のダメだし会。大きなテーブルに現役の子たちがまとまり、OBが一人ずつやってきて、感想をしゃべっていく、ややカジュアルなかんじ。 おおむね好評のようで、自分のことのようにうれしい。
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