せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年09月19日(日) 札幌

 9時羽田発の飛行機で札幌へ。第8回レインボーマーチ札幌に参加する。
 千歳から札幌に向かう途中、天気が悪くて、どうなるかと思っていたら、昼過ぎから、どんどん晴れていく。結局、日焼け止めをもってこなかったのが悔やまれるほどの晴天になってしまった。
 パレードはいつもこんなかんじだ。一昨年の東京もそうだった。みんなの「晴れて!」という願いがどこかに届いてるそんな気がする。
 12時過ぎに大通公園の広場に集合。
 なつかしい顔にたくさん会う。実行委員会のトモダさんに北星学園高校の演劇部の顧問の先生を紹介される。地区大会で、性同一性障害を扱った芝居を上演するのだそうだ。先生と話した後、大勢で(10人くらい!)女子高生たちと話す。自己紹介のあと、質問に答える形であれこれ話す。「(セクシュアルマイノリティを演じるとき)自分たちとどこが違うかってことを考えるより、どこが同じか、どれくらい近いかってことを考えたほうがいいと思うよ」とアドバイス?する。作品は、彼女たちのオリジナルではなく、大分の高校で初演されたものだそう。それを上演するにあたって、パレードに来てみるという気持がうれしい。がんばってほしいな。
 札幌ならではの背の高い豪華なフロートに、日本中のドラァグクィーンとゴーゴーボーイが乗り込んで、1時丁度に出発。
 大通り公園をぐるりとまわり、テレビ塔の近くをとおり、すすきの、狸小路をとおって、また大通公園へ戻るコースを、約1時間かけて歩いた。
 僕は、バディフロートの後の方で、アイカちゃんやズッキーと一緒に歩いた。すぐ前には、赤ちゃんをベビーカーに乗せた女性二人(カップル?)とイヌを散歩させながら歩くカップル(男女)が。赤ちゃんとイヌという、二大癒し系を見ながら歩くパレードはなんだかとってもあったかいものになった。
 歩き終えた集会で、参加者が1000名をはじめて超えたと発表される。やったね!
 去年に続いて、札幌市の上田市長が来てくれて挨拶をしてくれた。やっぱり、感動してしまう。
 なんだかわからない派手は人たちが盛り上がってるってだけじゃなくて、こうして市長にも認められるようなイベントになっている札幌のパレード、なんて素敵なんだろう。
 広場いっぱいの笑顔にふれて、たくさんの元気を勇気をもらった。


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