せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2009年02月23日(月) |
富士見丘小学校演劇授業 |
体温計の電池が切れてしまったので、富士見ヶ丘の百円ショップで購入。 すごい昔、印刷会社でバイトしていたとき、取引先の社販で買ったきり、電池を替えたことはなかった。 今日は、3、4時間目の授業。後半の稽古をする。 授業前に、大人たちは体育館にイスを並べる。 まず、客席最前列のパイプイスを並べる。本番のときの客席がどこまでかわかるように。 それから、中クラスのイスの位置にバミリの赤いテープを貼る。3列×5+1の計16席。 休み時間の間に、魔法使いと火星人の衣装の確認。いいかんじにできあがっている。 今日は欠席が三人いる。風邪だそうでとても心配。 低学年は明日から学級閉鎖のクラスもあるそうだ。 今日から健翔さんが来てくれて、お休みの子の代役を生き生きと演じてくれる。 体育倉庫近くの仮設のひな段と本舞台前のひな段との間は約20メートル(もっとか?)。この間に、中クラスがいつもいて、外クラスの子たちはこの広い体育館のはしとはしでやりとりをする。 健翔さんが思い切りのいい芝居をしてくれたおかげで、外クラスの子たちの声が自然に出てくる。なんでこんなことができるんだろう?というくらい、離れた距離での普通の会話が成立してる。 ラストの全員が登場する場面の稽古をして、ようやく、みんなで芝居をつくったなあというかんじがしてきた。チーム毎の一人一人ががんばってるんじゃなくて、6年生全員でつくる場面。少しずつ形になってきたと思う。 大勢の中での芝居は、すぐによくわからなくなってしまう。 どうしたら、見ていてわかるかということを考えるよりも、演じている彼ら自身がまずわかることが大事だ。 今、誰に話しているかということを一人一人確認しながら、芝居をつくっていく。 今回のお芝居は、大勢でのディスカッションが多いので、誰に話しているのかというのが、ちょっとわかりにくい。全部のセリフがみんなに対しての意見であったりもするので。 それでも、一人一人に「誰にしゃべってる?」と確認していく。 なんだか、よく聞こえないセリフだなあというのは、声が出てないんじゃなくて、誰に向かって話していいのか自信が持てないからだったりする。 後半に登場する先生と国の役人たち。それまでのわさわさわした場面が、すっと真剣な空間になっていく。 誰に話してる?と確認したら、ハヤシさんが演じるスズヤマ先生が、きっちり相手の正面に立ってセリフを言ってくれた。かっこいい。 それに対する役人役のシンカワくんも、受けて立っているのが頼もしい。 から向き合ってくれたのがうれしい。 そんな大人達に対する子供たちの反応も確認。びっくりすると、カラダはどうなる?と、女の子を急に「ワッ!」を脅かしてみた。背中がびくっとして、息が止まる。ほらね、カラダが変わったよね?と話す。 全員が登場する場面の話の中心はどこかも確認。話をちゃんと聞いてないと、その人だけ、そこにいないことになってしまうよと話す。みんなで場面をつくるというのはそういことだよと。余計な動きをすると、集中してないってことが、すぐにわかってしまうよと。 大人でもむずかしい場面。まずはとりかかった、そんなかんじの稽古。 授業のあと、給食をいただきながら、明日の打ち合わせ。 明日は、午前午後、計4時間の授業。 家に帰って、体温計の電池を交換して計ってみたら、やっぱり・・というくらい熱が高い。イチゴとビタミンをたくさんとって寝る。
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