広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2000年11月24日(金)  
  残業みたいよ 

定時に上がれる日は、何時かなぁ。

**** そして帰宅 ****
あううう。だらら〜んってしたいでちゅ。
確か今日は20:00退勤ではなかったのか、私。
なのにしっかりとラストまで残されている私。
ああん?なんだい?なんなんだい?

ま、しかたがないのだが。
働いた分はちゃんと貰えるわけだしな。

あんま頼りにされても困るってのも本音なんだけどね。

バス停から家に帰るまでの数分間、
しおんと電話で話すのが、ほっとするひととき。

そういう時間があるから、しっかり働けるのでありました。

■ 今日の気分 ■

代筆 ・ しおん

**** 勘違い。 ****

さっきスケジュール帳を確認しました。
私達の記憶の中で、25日だと思っていたけれど。

実は24日だったんよ?

一年前の、ちょうど今日。
初めて私達は逢ったのです。

広島から飛行機に乗ってきた貴方。
仕事からまっすぐ、バスターミナルに迎えに行った私。

『ちっちゃいね〜。』

それが最初に聞いた貴方の生声。
大きな荷物を抱えた、本物のしおん。

初めて逢ったような気がしなかった。
ずっとずっと前から知っている人のような気がした。

なかなか触れあえずに、つかず離れず。
やっと手を繋いで、寄り添って、くちづけて。

あの時から一年。

いろんな事があって。
私はいつも貴方を困らせて、心配ばかりかけて、苦労ばかりさせて。
衝突しては歩み寄って、その度距離が縮まって。

喧嘩して。
笑って、泣いて。

どんな事があっても、私の想いは変わらない。
一年前のあの瞬間と、少しも変わらないときめきを、
これからもずっと抱き続けて。

身体も心も、全てしおんの私のままで。

**** 形あるもの ****

もう20年近くも生きていた『じゅん』。
子供の頃から可愛がっていた、白い白い雑種犬。

死んじゃった。

傍にいたかった。
もう一度、抱きしめたかった。
もう実家に帰っても、彼女の声は聞こえない。
しっぽを振って、たちあがって、
『遊んでよ』ってじゃれつく彼女はもういない。

大好きだった。今でも、大好きなんだ。

■ 今日の気分 ■

まる一年。

: 筆 : しおんとゆき  
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