頭では分かってる。 でも、心が追いつかない。 そんなこともあるでしょう?
どす黒い感情ばかりが溢れて、心を満たす。 綺麗事を並べてみても、所詮それはあたしには『嘘』でしかないから。 思った通り、『綺麗』になれたらいいのに。 喩えそれが『偽善』でも。 『人』のために『善』いことを『為』すのでしょう? 綺麗でいられたらいいのに、いつまでも汚れたままのあたし。
言い出せないことはたくさんある。 絶対言わない。言えない。 言ったら其処で最期だ。
あたしは終わりには耐えられない。
黒い暗い昏い感情に支配される。 そんなどうしようもない時間が多過ぎる。
このままじゃ駄目なのなんて分かってるんだ。 止まらないし、止められないんだ。
終わりが怖いのに、此処から逃げ出せるのなら終わってしまえばいいとも思ってる。 混乱しているのかもしれない。 まるでアルコールが入った時みたいに、足元がグラグラしてる。
どうしてこんなに、欲張りなんだろう。 あたしの腕は2本しかないのに。
この腕をすり抜けて行くものばかりを欲しがっているのかも知れない、そんな今。
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