*未完成のお城*

2003年03月21日(金)  人の為に善いことを為すと書いて、偽善。悪い言葉なんかじゃないでしょう?

たとえそれが 偽善の涙でも 

知らない誰かのために 泣ける自分を 認めて

たとえそれが 同情であったとしても

知らない誰かの平穏を 祈る心を 認めて

すこしずつ すこしずつ すこしずつ の

「やさしい こころ」を あつめて 育てて

ひとは罪深い生き物だから

はやく その犯した罪の深さに 気付けるように 償うために

***

「なにもできない」と嘆くこころを たいせつにして。

「一刻も速い終結を」と祈るこころを 強く持っているしかない。

眠れない夜を 過ごす。

緋い夜が 更けていく。

そうして 訪れる 彼の地の人々の 朝は いったい何色なのだろう。

***

笑顔の日々が 訪れますように。

***

何度も何度も 同じことで怒りを覚えていたらしい。

過去の自分の書いた文章に 何処か納得し 何処か救われる部分があった。

疑問に思うことの大切さ
自分で考えることの大切さ

考える自由を あたしたちは 持っているのだから。

*2001/11/11
*2001/11/12

今、また強く そう思うこころ。

怒りよりも 今は 哀しみがより深く。

***

痛いのはいやでしょう?
辛いのはいやでしょう?

苦しいのはいやでしょう?
哀しいのはいやでしょう?

お腹が空くのはいやでしょう?
眠れない夜はいやでしょう?

ひとりはいやでしょう?

それなのに、何故。

考えろ。
考えるんだ。

何処でなにがどう、狂ってしまったのかを。

間違っても、やり直せるはず。
そして今度こそ間違えないように、始められるはず。

いつかは終わってしまうものだから
すこしでも 満足できるような 「終わり」へと

積み重ねられるように。

歪んだピースを 嵌めなおすための 思いを。


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