カーテンの隙間から 白んでいく 外の風景。
青い眠りに 引きずり堕とされそうになりながら 差し込んでくる白い ひかり に しがみつく。
眠らない夜と 眠れない朝と
矛盾する身体を 持て余しながら
明けない夜はないのだというけれど 暮れない日もたないのだということ
屁理屈だけど そんな事実に 少しだけ笑う 夜明け前。
君は 今頃 身支度を整えている頃だろうか
思いを馳せる
自分に出来る 精一杯を 果たそうとしている 君に
自分を省みて恥じる。
君は やっぱり 光のひと だったから。 その光に 触れたくて 今 精一杯 背伸びをしながら 手を伸ばす。
触れられるように 傍に行けるように
傍にいられるように
そんなことを ぐるぐる 取り留めもなく 考えている そんな よあけまえ。
***
君がどんなにあたしにとって「特別」なのかなんて きっと君が思ってるよりもずっとあたしにとっては「特別」なんだよって
この言葉は 君に 届きますか。
君が逃げようとする自分を恥じるように あたしは逃げてばかりいる自分を恥じているよ
君だけじゃない 君だけじゃないから
君が生きていることが 君と出逢えたことが 君と一緒に前に進めることが
あたしにとって全て「特別」だから
それだけは 忘れないでいて。
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