「もう少し勇気があれば」 その言葉の後に君が続けた言葉を あたしは許したくない。
勇気があれば 続けていく勇気だってあるはず。
全てを断ち切り 切り捨て 解き放たれるのも それも それも 確かに 勇気なのかもしれないけれど
あたしはそれを「勇気」と呼びたくない。 君に負担になると分かっていても あたしはそれを「勇気」とは呼びたくない。
「リセットする」「リスタートする」 そういう意味での「逃げ道」ならば なんの否定もしないけれど
あたしだって偉そうに人のこと言えた人間じゃない そんなの分かってる
終わりを切望した時だってあった 言葉にならない絶望感に追い詰められた時も
でも そんな時 いつだって君がいてくれたから あたしは「もう一度立ち上がろう」と勇気を持てた いつだって 君がいてくれたから
あたしは君にとっての そういう 「支え」にはなれないだろうか 今はその「支え」さえ「重石」でしかないのだろうか
あたしは何処にも行かないから いつだって君の隣で 君と一緒にいるから だから 忘れないで
君が 望んだ「勇気」を あたしが初めて否定したことを 決して マイナスには誤解しないで
君がいてくれたから 今のあたしがいるんだから
君が君を 否定する言葉を吐く度に あたしはそれを 覆していこうと思う しつこいくらい 何度も 何度でも
幾ら君の言葉でも あたしの大切な君を傷つける言葉は 許さないから
覚えていて 忘れないで いつも いつだって どんな時でも
君はあたしの たったひとりの 大切な 誇らしい 親友なんだから。
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