いつも通りに薬を飲んで 睡魔の訪れるのを待つ
この時間が魔の時だ
一気に思考が引きずり堕とされる どこまでも どこまでも マイナスにシフトしていく
真っ暗な部屋の中で ひとり ケータイをひろげて ケータイの眩しさに 目を眇めながら
誰とも繋がっていないのを実感する 何処にも繋がっていないのを痛感する
痛くて 痛くて 哀しくて 涙が溢れるけれど この涙に一体なんの意味があるっていうの
訳も分からず ただただ駄々をこねるコドモのように泣き続ける この涙が還る場所はあるの?
問いかけに答えは返ってはこない
ただ 静かに 夜が深さを増していくだけ
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