狛の日記...狛。

 

 

Tourbillon - 2005年07月04日(月)


ブラウン管の向こう側から流れてくるmelodyに、心臓が跳ねる。
聴けなかった音を、見れなかった映像を、
ほんの少しでも記憶に刻みたくて見詰めた画面はとても無機質で。
切なさを誘うことはあっても、それ以上を求めてはいけないのだと思った。

彼らが5人で奏でていた頃ほどの情熱はもうないけれど。
それでも、彼の鋭い視線に、歌う姿勢に、声色に、
思い出の中に鮮やかに息衝く記憶を激しく揺さぶられた。

当たり前のように狛たちの空間に満ちていた音の一欠片。
それが2つ重なった時の音を耳にして、
彼らの音がもう一度重なることがあるのなら、
僕は何があっても逢いに行くだろうと、心のどこかで確信した。

周りの人がどれだけ批判したって、拒絶したって、何をしたって。
世界中に溢れる音の中で、本当に好きだと言えるものはとても少ない。
その一つが彼らだったのだから、
全身全霊をかけて想いを向けたのが彼らの音だったのだから、

今ある一つ一つの欠片だってとても愛しい。

抱き締めるようにして、紡がれる音に漂っている時間が欲しいと思った。



...



 

 

 

 

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