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空 - 2005年08月19日(金) 真夏の明る過ぎて色彩を失いかかった晴天に、 置き忘れられたような小さな雲を見つけて、のんびりと目で追い掛けた。 緩やかに形を変え、位置を変える様はとても趣深くて、 流れる雲を見上げながら、ゆるゆると首を後方へと倒してみた。 視界を遮るものは何もない。 このまま眼を閉じていれば、空と身体が融合できそうな気さえする。 すっかり滅入ってしまった気持ちだけを巧く風の中へと流してしまえたらどんなに良いだろう。 じわじわと毒素が抜けていくことを考えながら笑ってしまった。 ...
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