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映像の中で、 - 2005年08月21日(日) 一人だけ話に入れずに周りを見詰めていた人の視線がとても頼りなく見えて。 時折、はっきりと目には見えないけれど、 境界線を引かれている現実を目の当たりにした気がした。 集団の中でどこか分かれ目ができてしまうことは 現実的に在って仕方がないと想うけれど。 こういう映像として不特定多数の人の眼に曝されるものの中で、 明らかに一人だけ話に入れなくなっている人がいることが少しだけ不快な気持ちがした。 彼らは彼らなりに長い付き合いの仲だから、 あまり気にするほどのことはないかもしれないけれど、 もし自分がそんな彼の立場だったら、 苦い想いを抱えているだろうと想ってしまった。 自分は決して完璧ではないから、 関わりを持った人を不快にしてしまうことや、地雷を踏んでしまうこともある。 だから、こんな風に客観的に、批判的な意見を持つのもどうかと想いながら、 そう感じてしまった自分の本音は本音として認めるのも一つの方法かもしれない、と。 多分彼はとても真面目で。 彼の頭に渦巻く言葉は、多少知的な部分が見え隠れする。 それが、時として巧く伝わらなかったり。 あるいは、共有できなかった想い出の話題が多かったりして。 そんな時、戸惑いがちに揺れる視線が印象的だった。 言葉はとても難しい。 彼らの言葉の世界が、それぞれにとって心地良い空間であれば良いな、と想った。 ...
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