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1108 - 2005年11月08日(火) この時期になると、 ひっそりと胸の内側から細い針で突付かれる様な微かな痛みを感じる。 先日、つけっぱなしのテレビが映し出した懐かしい人の映像に、 眼が釘付けになっていた。 彼らの元気な姿をこうして見詰めている時間は本当に幸せになる。 変わらない本質や、変わらない雰囲気があって。 だけど変わってゆくものたちもたくさんあって。 そんなどうしようもない時間の中で、 離れ離れになった彼らが互いをどう想っているか分からないけど。 彼らの関係を密やかに結び付けたいと考えてしまうのも本音だったりする。 彼らの中に、互いの存在はどのくらい残っているのだろう。 自分の中には5人が5人ともこんなにも鮮やかに印象付いているのに、 彼ら自身はもしかしたら遠い思い出として どこか隅に追いやってしまってはいないだろうか。 自分の事ではないのに、それは酷く怖ろしい事に想えて仕方がない。 彼らが互いにどう想っていようと構わないと口では言いながら、 その実、それぞれが均等に互いを想っていて欲しい気持ちが本音だ。 忘れてはいないだろうけれど、 彼らの中に、お互いがどれほどの存在感と価値を置いているのだろう。 そんな小さな、身勝手で迷惑な心配なんかをしてしまう日。 ...
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